
コロナ禍を経験し、ウイルスの怖さを実感した方も多いのではないでしょうか。「患者さんがウイルスに感染しないこと」、そして「自らの感染を防ぐこと」。これらは人々を看護するうえで、大切な技術の一つです。例えば手の洗い方やマスク・手袋の適切な着脱方法など、それぞれに正しいやり方と裏付けがあります。それらを学び、練習をして、医療現場へ足を運びその技術を実践する。プロの医療人として、基礎的な技術を身に付けてもらうのがこの授業のテーマです。1年次の前期から履修する必修科目となっており、入学して1か月後には医療の現場で見学実習を行います。「頭で分かっていること」と、「実際にできること」には大きな差があるもの。教授陣のフォローを受けながら早い段階で現場を体感できるので、将来に役立つ経験を積むことができます。

医療の現場で活用されているタブレット。これらツールや環境に在学時から触れられるのも大きなポイント。
看護技術を学んでいく授業は大きく3つに分けられます。まずは座学で理解を深める「講義」、次に校内の設備を用いて練習する「演習」、そして医療の現場で学んできた知識と技術を活用する「実習」の3つ。医療の現場へ行く前には基礎的な知識と技術の習得が必要不可欠です。そのため校内には22ものベッドを備えた実習室、医療現場を想定したシミュレーション室などを用意。正しく手洗いができているかを確認するために蛍光塗料をつけブラックライトでチェックをすることも。本人の癖を自覚できるよう一つひとつの動作を丁寧に学びます。

基本的な行動ができるよう学生同士で確認しあいながら、自分の癖などを客観的にチェックしています。
看護とは、患者さんとの関係があってこそ。ただ覚えた技術を実践するだけでは、円滑な看護を行うことはできません。そのために患者さんとのコミュニケーションが必要です。これには絶対の正解があるのではなく、看護師によって多様なアプローチがあります。「自分にはどんなスタイルが向いているのか?」それは体験してみて、はじめて分かるもの。実際には医療現場で患者さんと接する「実習」があるので、自分らしいスタイルを模索できます。ここには患者さんに寄り添う「心が通った看護」を学べる機会と環境が整っています。

学生たちが主体性を持って学べるよう、教授陣は自主性を尊重してあたたかくサポートします。
挨拶をする、質問されたら答える。そんな当たり前のことができれば問題ありません。知識や技術は時間をかければ身に付きます。実習で大きく成長する学生もいるので、少しでも興味があれば一緒に学んでいきましょう。
感染成立の条件および感染防止の基本を知り、感染防止のために実践を行うことの重要性を学びます。医療の現場には、常に感染の可能性があることを理解し、感染予防行動の徹底が必要です。感染予防に関わる知識とその裏付け、そして様々な取り決めの根拠を理解したうえで行動しなければなりません。患者さんと医療従事者自身を守れるよう、適切な場面で適切な手洗いや個人防護具の着脱ができる人材を育成します。
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