理系選択を考える女子に！秋に間に合う夏休みイベント参加のススメ

文理選択を秋に控えたこの時期。文理どちらを選ぼうか迷っている高校１、２年生が多いのでは？

先生には「教科の得意・不得意だけで決めないほうがいい」「やりたい仕事や大学で学びたいことから考えるように」といわれるものの、文理選択の先にそれぞれどんな学びや将来があるのか、高校生には見えにくいだろう。

「どうしよう」と頭で考えるだけでは何も進まない。夏休みに大学や研究機関などで開催されるイベントに参加して、文系または理系の学問の世界をちょっとのぞいてみてはどうだろうか。

なかでも現在の理系女子は少数派だが、理系の世界でも女性の力を生かしていこうと、各地で女子の理系選択応援イベントが開催されており、理系の学びや仕事がわかる内容になっている。

身近なものをテーマにした内容が多いので、「理系はちょっと難しそうだな」という印象をもっている女子も、大学で行うような実験や製作などをイベントで体験してみたら、意外と「おもしろい！」と興味がわいてくるかもしれない。あるいは「やっぱり自分に合わない」とわかれば、心おきなく文系を選ぶことができるだろう。

そこで今回は、文理選択に迷う女子高生のために、夏休みに開催される女子限定理系イベントをピックアップしてみた。

■Ｒｉｋｅｊｏ夏休み特別イベント
～ものづくりリケジョブの先輩リケジョと一緒に「ＬＥＤキャンドルを作ろう！」

身近なケータイ電話を例にとり、どんな「リケジョブ」（理系の仕事）があるかを聞いたり、かわいいＬＥＤキャンドルを作る。企業でバリバリ働く先輩理系女子が、理系の仕事内容を紹介してくれたり、ＬＥＤキャンドル作りを指導してくれるという。

■女子中・高校生のための実験イベント
「ＧＩＲＬ’Ｓ　ＳＣＩＥＮＣＥ　ＬＡＢＯＲＡＴＯＲＹ」

日常生活で深くかかわっているものを使い、「科学」を学ぶことの楽しさ・魅力など、実験を通して知ることができる実験イベント。実験の合間や終了後には、神奈川大学の大学院生や大学生に学生生活の話を聞いたり、今後の進路（特に理系への進学）への疑問や不安を気軽に質問できるという。

■女子中高生の理系！きっかけシンポジウム

女子中高生に理系への進路を考えるきっかけにしてもらうために開催される。内容は、「理系の世界って、すっごく楽しい」をテーマにした名古屋大学大学院理学研究科の上川内あづさ教授による講演、企業で働く女子研究院らによる「リケジョのシゴト」のパネルディスカッションなど。また、「大学で何が学べる？」に答える学問分野別の理系紹介ブースも設けられる。

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今回紹介したのは女子向けの理系イベントの一部だが、このほかにも夏休みには各地でさまざまな高校生向けイベントが開催される。女子も男子も、住まいの近くでどんなイベントがあるかをチェックしてみよう。締切時期が７月上旬のものや、定員数が少ないものもあるので、早めの申し込みを。この夏、アクティブに動いて、ぜひ文理選択のヒントをつかんでほしい。