恋に不慣れな女子高生P子の恋愛実況中継【はじめてのデート編】

みなさん、恋の駆け引きしてますか？

男性の狩猟本能を掻き立てるような駆け引き上手な女になりたいものです。

これは恋に不慣れなP子が、恋の神様マハカラに助けられながら、恋愛を成就させるために試行錯誤しながらデートをするお話です。

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気になる人と初めて二人きりでデートすることになったP子。

マハカラ神「デートの定義は『男女が約束をして会うこと』だから気を負わずにがんばるのじゃ...」

P子「コミュ力ないからカフェで何時間もおしゃべりできる気がしないし、初デートだからお金がたくさんかかるところは誘いづらいし、どうしたらいいんだろ...」

P子「ふむふむ、映画はずっとしゃべってなくてもいいから初デートにはぴったり。その割には感想を話しながら意気投合、一気に距離が縮まる可能性も...だって。」

P子「よし、映画に決めた！」

～デート当日～

思いのほか準備に時間がかかって、15分も遅刻～！（女の子あるある）

電車の中で必死に良い言い訳を考える。

P子（時間を間違えたことにしようか、人助けしてたことにしようか...）

ベストアンサーを思いついた。

P子「しょうくんはどんな服が好きかなーって迷ってたら遅くなっちゃった！ごめんね！」

彼と2人だけのデートだからこそ、女友達に聞かれたら一瞬でハブられそうなあざとい発言...

マハカラ神「世間一般の男は分かりづらい女よりも分かりやすいぶりっ子が好きという現実を女子のみなさんは忘れてはいけない。」

P子「今日はいい天気だね～」

なんていうイギリス人みたいな会話をしながら映画館へ。

今流行りの王道のラブストーリーを観ることに。

P子（もし映画がつまらなくて彼が眠くなっちゃったらどうしよう...）

マハカラ「王道のラブストーリーも、ちょっとの工夫で一層盛り上がれるぞ...。事前に、聞きたい感想を念押ししてくのだ」

「男の人と女の人のときめくポイントって違うみたいだから、男心を知りたいから、これいい！っていうシーンがあったら教えて！」

これは相手のトキメキポイントも知れるし、眠気防止にもなるし一石二鳥。

（上映開始）

マハカラ神「予告もちゃんと見よ。次はこれを見ようよ！と誘うのだ...」

P子（暗い場所だと不安から自分の近くにいる人と親密になるって、アメリカの心理学者ケネス・ガーゲンも言ってたな...）

P子（ここはボディタッチか...？でも初デートで意図的に腕が触れるようにするのはやりすぎな気がする...！）

マハカラ神「ほら、事前に買っておいたポップコォーンをうまくつかえばいいのだ...」

P子（はっ...！ポップコーンを2人の席の間に置いて同じタイミングでとろうとして手を触れさせる作戦ね！）

（上映終了）

P子「面白かったね、男心もちょっと分かった気がする！（ポップコーンの内側のパリっとしてるところが歯に挟まってあんまり集中できなかったけど...）」

映画が終わったら、あーだこーだ感想を言い合えば話に困ることもなし。

ラブストーリーを観たあとは恋愛の話につながりやすいから、彼の過去のあんな話やこんな話が聞けるかも！

マハカラ神「ほんとは興味深々なのに、あえて元カノの話を聴きたくないアピールをして思わせぶるのも小悪魔よのぉ」

彼「今日はありがとう、また遊びに行こうね」

マハカラ・P子「うん！」

こうしてピー子の映画デートは大成功におわったのであった。

～次回へつづく～