1月ピークの受験用ホテル予約!役立つポイントまとめ
●受験用のホテル予約のピークは直前期の1月
いよいよ大学・短大・専門学校の一般入試シーズン。1月に出願手続きをして、1月下旬から2月下旬にかけて入試本番を迎えるというのが受験生の一般的スケジュールだろう。
地方在住の高校生は、ホテルに宿泊して東京・大阪など都市部の大学・短大・専門学校の受験に臨むケースも多いはずだ。
そこで気になるのがホテルの予約事情。準備のいい受験生や保護者なら半年くらい前から部屋を押さえておくことも珍しくない。ただし、あまり時期が早いとまだまだ受験校が絞り切れていないことも多いので、予約のタイミングは難しいところだ。
ベネッセが、“宿泊をともなう大学受験を経験した子どもをもつ保護者”を対象に実施した調査によると、宿泊先を手配した時期で最も多いのは「1月」の29.0%。「前年の8月以前」「前年の9月」という計画的な保護者もいるにはいるが、それぞれ5.2%と決して多数派ではない。
今から急いでホテルを手配しようとしている受験生&保護者が今年も結構いるはずなのだが、果たして間に合う??
結論から言うと、人気大学から徒歩数分で環境もいいホテルはすでに予約でいっぱいになっている可能性が大。ただし、東京・大阪にはホテルがたくさんあるので、大学から数駅離れた街のホテルを探せば見つからないということはないだろう。
●大学まで「乗り換えなし」で行ける駅のホテルがオススメ
そしてここからが重要なポイント!今からホテル予約する際の鉄則は、「志望校の最寄り駅まで乗り換えなしで行ける駅のホテルを選ぶこと」。
東京や大阪の場合、志望校からの直線距離が近いホテルを選んでも、電車の乗り換えが必要なことがよくある。「乗り換えの1回くらい…」と油断していると、実はこれが命取りになりかねない。
地方出身の人が都会に来て、まず混乱するのが鉄道網の複雑さ。特に東京の地下鉄の乗り換えはややこしく、慣れていないと相当戸惑うものだ。
実際、余裕をもってホテルを出たはずが、迷路のような地下で迷いに迷って入試開始時刻ギリギリに到着、なんていう悲劇一歩手前のエピソードも毎年よく耳にする。乗り換えがあると移動時間もそれだけ読みづらくなるので、とにかく、「電車で1本」にはこだわっておきたい。
●旅行代理店や宿泊予約ポータルサイトを活用しよう
また、埋まっている確率が高い大学近くのホテルから一軒一軒順番に問い合わせていくのも非効率的。第一候補、第二候補くらいは念のため直接当たってみてもいいが、同じタイミングで全国の受験生が予約に動いていることを考えれば、できれば時間は無駄にしたくない。この時期は旅行代理店が受験生用にめぼしいホテルの部屋をまとめて押さえているという事情もある。旅行代理店やホテル予約ポータルサイトなどで空いているホテルを探すのが手っ取り早いだろう。
さらに、大事な試験前日を過ごすホテルなので環境やサービスにも気を配りたい。旅行代理店の「受験生パック」やホテルの「受験生宿泊プラン」などは、受験生専用フロアや、加湿器や電気スタンドの貸し出しなどの各種サービスも充実しているのでオススメだ。
参考:受験生の宿
最後に…、前出のベネッセの調査によると、男子の37.5%、女子の50.0%が保護者同伴だったとのこと。しかし、受験生にとっては心強いかと思いきや、「隣のベッドからの爆音で一睡もできなかった」なんて笑えない話もある。万全を期すならお父さんのいびき対策も忘れずに!