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現役東大生&東大卒業生113人に聞く!効果的な一夜漬けの方法とは?

現役東大生&東大卒業生113人に聞く!効果的な一夜漬けの方法とは?

部活や学校行事など、何かと忙しい高校生。
 
「次の定期テストこそは、計画的に勉強しよう!」と思うものの、結局前日になって焦って猛勉強する…という人も多いはず。
 
そこで、限られた時間の中で点数を伸ばすには、どんな一夜漬けの方法がいいのかを現役東大生&卒業生113人にアンケート調査!
 
教科別に効率的な勉強法を聞いてみた!

【国語の一夜漬け】現代文は捨てて古文・漢文・漢字に時間を割くべし!

【国語の一夜漬け】現代文は捨てて古文・漢文・漢字に時間を割くべし!

・「漢字は覚えれば確実に得点になるので、書いて完璧に覚える。対義語や語句の意味なども暗記すれば得点源に」(34歳・女性・教育学部)
 
・「手っ取り早く点が取れる、漢字や古文・漢文の単語の意味を暗記する」(28歳・女性・教育学部)
 
・「古文の助動詞の活用と意味を徹底的に叩き込む」(23歳・男性・法学部)
 
・「古文の枕言葉を覚える」(32歳・女性・理科一類)

国語の一夜漬けは、語句の意味などを暗記すれば得点につながる古文や漢文、または漢字を重点的に勉強したほうがよいという意見が圧倒的!
 
現代文については、定期テストで出題される文章が決まっているのなら、

・「授業を聞いていた人によく話題に出ていた箇所を教えてもらい、問題を予想する。よく話されていたキーワードを押さえる」(36歳・男性・工学部)
 
・「テスト範囲の文章、授業中のノートを一通り読んでおく」(27歳・女性・法学部)

という対策も可能。
 
でも、どんな文章が出題されるかわからない場合は、

・「現代文の読解の勉強は、解説を暗記したところでそのとおりの読み方をする文章が出るわけではないので一夜漬けでは効果はない」(23歳・男性・工学部)

との声が多数。
 
さらに、国語については、

・「そもそも一夜漬けが有効でない科目。普段からの積み上げ」(29歳・男性・法学部)
・「ノートに教科書の内容を書き写しても意味がない。一夜漬けで、国語の勉強に時間をかけすぎるのはNG」(27歳・女性・法学部)

といった意見が目立った。
 
一夜漬けなどの限られた時間で複数の教科を勉強するのなら、国語は漢字や古文・漢文をサクッと済ませ、他の教科に時間を割くのが得策かも!?
 

【数学の一夜漬け】公式を暗記して基礎的な問題を繰り返し解くべし!

【数学の一夜漬け】公式を暗記して基礎的な問題を繰り返し解くべし!

・「公式を暗記して、その公式で解けるだけ問題を解く」(37歳・女性・医学部)
 
・「まずは答えを見ながら解いて、解法の流れを覚える。公式だけを覚えても、結局どこで使うかが正しくわからないと意味がない」(24歳・男性・工学部)
 
・「一度解けなかった問題を解き直し、解説を読んですべて解けるようにする」(29歳・女性・教育学部)
 
・「間違えやすい公式や苦手な問題を、理解して解けるようになるまで何度も問題集等で繰り返す。数学は苦手克服だけで点数がアップする」(34歳・女性・教育学部)

数学の一夜漬けは、ただ公式を暗記するのではなく、「公式を覚えてできるだけ多くの問題を解く」のが有効のよう。

・「問題を見て解法だけを思い浮かべる。3分ぐらい考えてでなければ解答を確認する。問題を全部解く必要はない」(24歳・男性・法学部)

という提案もあるように、わからない問題は時間をかけて考え込むよりも、解答をみて解き方を理解してから再度チャレンジするのがよさそう。
 
また、時間がない一夜漬けの場合は、

・「応用の文章題などはやってはいけない。基礎ができていないとまったく歯がたたないので、基礎の計算問題を繰り返す」(23歳・男性・工学部)
 
・「生理的に受け付けない、自分一人の頭では理解できないくらいのどうしてもわからないからものは、いっそのこと潔くあきらめて捨てて、得意分野を増やす。できる問題で自信をつける方がいい」(34歳・女性・教育学部)

とのこと。
 
応用問題はあきらめて、基本問題を確実に解けるようにするのが、一夜漬けで得点を伸ばすカギといえそう!
 
ちなみに、

・「前日はよく眠ったほうが数学のテストには集中できると思う」(21歳・女性・教育学部)

という意見も目立ったので、睡眠時間も考慮して勉強の計画を立てたほうが結果につながるのかも。
 

【英語の一夜漬け】声に出し、ノートに書いて、確実に単語やイディオムを覚えるべし!

【英語の一夜漬け】声に出し、ノートに書いて、確実に単語やイディオムを覚えるべし!

・「文法や熟語などの確実なものをおさえる。出題される文章がわかっているなら、全部通して読めるかどうかを確かめる」(28歳・男性・教養学部)
 
・「単語やフレーズは、実際に声に出してリズムで覚える。同時にノートにスペルを書き、目と耳の両方で記憶させる」(34歳・女性・教育学部)
 
・「単語帳を丸暗記してもダメ。それよりも、文章を読む中でわからない単語の意味を覚えるほうがいい」(39歳・男性・文学部)
 
・「試験範囲のちょっと変わった文を覚えておく。代名詞が何を指すのか知っておく。文法を理解しておく」(36歳・男性・工学部)
 
・「文法問題は知らないとどうにもならないので、理解しておく。単語ばかりを詰め込んでも、大まかな意味がわかっても問題が解けないことが多い」(24歳・男性・工学部)

英語の一夜漬けは、出題範囲にある単語の意味とスペルを確実に覚えるのが効果的!
 
ただし、

・「試験で実際に答えを書けないようないい加減な暗記はダメ」(24歳・男性・医学部)
 
・「ざっくり覚えて満足するのはダメ! ちゃんと正しいスペルで書けるようにする」(34歳・女性・工学部)
 
・「何となく教科書を眺めるのはNG」(34歳・男性・農学部)

という意見が多かったので、声に出して発音しながらノートに書くなど、確実に暗記できる工夫が必要。
 
単語だけを抜き出した単語帳を使って暗記するより、文章の中で文法やイディオムと合わせて覚えたほうが記憶に残りやすく、使える英語になりそう!
 
また、一夜漬けで長文読解も勉強しておきたい人は、定期テストで出題文がわかっている場合は、

・「全訳をざっと読んで文脈を掴む」(33歳・女性・法学部)
 
・「テスト範囲の英文と訳を照らし合わせ、自力で翻訳できなかった英文・和訳文に同じ色のマーカーを引く(対応関係が一目でわかるように)」(27歳・女性・法学部)

といった方法が。
 
まずは文章全体の意味を把握してから、わからない単語やイディオムをマーカーでチェックして、より細かく理解していくのがよさそう。
 

記憶定着のためにも完徹はNG! 最後に、教科に限らず一夜漬けについての注意点を聞いてみた!

・「人間は寝ている間に記憶の整理を行うので、一夜漬けでも必ずいつもと同じ時間寝る」(38歳・男性・経済学部)
 
・「勉強した後、1時間でもいいから寝る。寝る直前まで勉強はする」(34歳・女性・教育学部)
 
・「前日はよく眠ったほうがテストに集中できるので間に合うように勉強し、一夜漬けをしないことが一番。短期記憶では、今後、役に立たなくなると思う」(21歳・女性・教育学部)

暗記したものを定着させるためにも、テスト中に頭をしっかり回転させるためにも、睡眠時間は必須!

・「勉強してから一旦寝て、また朝覚えるほうが頭に入る」(33歳・女性・工学部)

という意見もあったので、睡魔と闘いながら完徹をするよりも短時間でも睡眠をとって、早朝から勉強を再開するほうが効率的といえそう。
 

暗記は五感を活用すべし!

また、暗記の仕方については、

・「目で見て、手で書き、声に出してそれを聞く、という感じで、五感をフルに使うと覚えやすい」(37歳・男性・工学部)
 
・「黙って座ってテキストを読んでも頭に入りにくいので、歩きながら声に出して読むといい」(28歳・女性・教育学部)
 
・「声に出して覚える。暗記ものは机にずっと向かうだけでなく動きながら覚える」(34歳・女性・教育学部)
 
・「読んで覚える際は、目をつぶって横になる。視覚情報に使う脳のエネルギーを記憶に回すことができる」(30歳・男性・農学部)

というアドバイスが!
 
机に向かってひたすらノートに書くのではなく、声に出したり、体を動かしたり、目をつぶったり(!)しながら覚えるといいみたい!
 

日頃から計画的に勉強をするのが一番!


さらに、一夜漬けだけでなく日頃の勉強法についてもアドバイスをもらった!

・「勉強は、時間で測るのではなく、自分の解きたい問題数で測る。ちゃんと理解して次につなげられるなら、勉強時間は短時間でも長時間でも構わない。『1日◯時間勉強』という切り方は一番おろか」(29歳・男性・法学部)
 
・「問題を解く時や単語を確認する時は、間違えた回数を正の字などでチェックしておき、間違えた問題のみ繰り返し解く。間違えた問題については、解説に教科書等の該当ページを転記したり、補足事項を書き足したりしておくと、問題集1冊で勉強が完結する」(27歳・女性・法学部)
 
・「テスト範囲を10等分くらいにして、2週間前から『今日は数学と国語と英語』など組み合わせて少しずつやる。2日くらい予備日を作って、できなかったところなどを復習する」(32歳・女性・農学部)
 
・「授業の資料などを使い、声に出して自分に対して授業をするようにひたすら話す」(21歳・女性・教養学部)
 
・「ファストフード、ファミレス、カフェなど、勉強する場所をローテーションして、飽きたりさぼったりしないようにする」(32歳・女性・理工学部)

今回のアンケートでは、「一夜漬けをしたことがない」という東大生がかなり多かった。
 
日頃から復習を習慣化したり、集中力が続く勉強法を工夫しながら、日々コツコツと学んでいくことは確かに大切。
 
でも、どうしてもギリギリになってしまったときは、東大生のアドバイスを参考に、効率的な一夜漬けを試してみては?
 
2018年7月スタディサプリ進路調べ
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榛村季溶子 short cut ライター

榛村季溶子/short cut

1980年4月生まれ。静岡県出身。黒はんぺんが全国共通だと思い込んで育ったため、コンビニのおでん売り場で白いはんぺんを見たときは「メレンゲが浮いてる!」と衝撃を受けました。そんな私も上京して早15年。ライター事務所・ショートカットに所属し、雑誌、web、広告など幅広く執筆しています。

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