英検®スピーキング対策!テストで得点力がアップする勉強法を解説!
3級以上の英検®の二次試験で必ず課されるスピーキングテスト。対策としては、過去問の分析、想定問題集の作成、反復練習などが重要になる。
今回は、スタサプ英語講師の肘井先生に、英検®のスピーキングテストで得点力をアップするための勉強法を詳しく聞いた。
スピーキングが苦手、どのように勉強していいかわからないという人は、ぜひ参考にしてみよう。
目次
肘井 学先生
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。英検1級取得。
さまざまな予備校の教壇に立ち、現在はリクルート運営のネット講義サービス「スタディサプリ」で講師を務める。
その授業は、高校生から英語を学び直す社会人まで、圧倒的な満足度を誇る。
とくに、「英文読解」の講座は年間約25万人が受講する盛況ぶり。
また、全国各地の高校で講演活動も行う。
著書に、『改訂版 大学入試 肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本』『大学入試 肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編』(KADOKAWA)などがある。
英検®のスピーキングとは?
英検のスピーキングテストは、3級~1級までの二次試験に課されるテストです。一次試験では、リーディング、ライティング、リスニングがテストされます。
一次試験に合格した人が、二次試験でスピーキングのテストを受けることができます。
試験の基本的な形式は?
英検の二次試験は約7~10分程度で、面接委員との質疑応答が行われます。面接官と、英語でやり取りして、スピーキングの力が計測されます。
各級ごとに違うところは?
各級ごとに試験内容が異なります。また、3級~準1級までは面接委員が一人なのに対して、1級は面接委員が外国人と日本人の二人になります。
それぞれトピックカードや問題カードを受け取って、質疑応答に応じる形式です。
英検®スピーキングの勉強法
それでは、英検のスピーキング対策の最短の方法を紹介します。
理想を言うと、日常的に英語でコミュニケーションを取ることですが、それができない人も多いと思うので、試験対策に限定して紹介します。
まずは過去問を入手する
まずは英検®の二次試験の過去問を購入して、面接の流れを確認します。想定問答集を作る
面接で実際に聞かれる内容に対して、想定問答集を作ります。過去問も掲載されているので、それに対しての自分の答えを、辞書を使いながらでかまわないので、作成します。
受け答えが完璧になるまで反復する
自分で答えを書いてみると、自分ごとにとらえられるので、答えも暗記しやすいので、おすすめです。回答を作成したのちに、スラスラ出てくるまで何度も繰り返して完璧にしましょう。
実際にネイティブに試験をしてもらう
これができたら理想ですが、厳しい場合は想定問答集の徹底した練習でも、合格できることがあります。私自身は、1級のスピーキングがとても難しいので、1級だけ実際に英会話教室に申し込んで、何人ものネイティブと練習しました。
2級や準1級は独学で、過去問だけを頼りに合格しました。
ネイティブから指摘された表現を修正する
ネイティブに試験をしてもらえたら、自分が書いた発話内容も添削してもらいます。英語らしい言い回しを教えてくれるので、私自身もとても役に立ちました。
英語が話せるようになるには?
「英語をどうやったら話せるようになるか?」は日本人の永遠のテーマと言ってもよいでしょう。答えは一つで、「英語を話すとき、英語を話せるようになる」です。
一番の問題は、日本にいると英語を話す機会がほとんどないことです。
だから、英語を話したければ、英語を話す機会を自分で作り出すしかありません。
英語を話す環境を作り上げる
英会話の上達で一番大事なのは、英語を話す環境を作り上げることです。簡単にできることから挙げていくと、英会話教室に通う、オンライン英会話を始める等があります。
英語をできるだけ毎日話す
英語も毎日話していると、スラスラ出てくるようになります。英会話教室に毎日通うと、お金がたくさんかかるので、オンライン英会話を活用するとよいでしょう。
海外留学・海外旅行をする
海外にいると、英語を使わざるを得ない状況になります。その地に生まれたら、誰しもその国の言語を話せるようになるのだから、英会話の習得で一番のおすすめの方法になります。
留学が厳しい場合は、数日間の海外旅行から始めてみるとよいでしょう。
英語のスピーキングの勉強 Q&A
Q. スピーキング対策はいつからやるべき?
試験科目としてスピーキングの試験があるなら、対策は早いにこしたことはないでしょう。上で書いたように、想定問答集のようなものを作って、それを丸暗記して、スラスラ言えるレベルにまで仕上げることです。
Q. スピーキングは大学入試でも役立つ?
実際に、二次試験などで英語のスピーキングを課される大学はあります。そういった大学には、英検のスピーキング対策がとても役に立つでしょう。
Q. ネイティブのように発音できません。どうしたらいいですか?
できる限りはっきりと大きな声で発音することを意識します。発音矯正というレッスンがあるので、いくつになっても英語の正しい発音を習得することは可能です。
まとめ
英語のスピーキング対策は、4技能の中でも一番難しい分野でしょう。
繰り返しになりますが、想定問答集のようなものを作って、それを徹底してやり込むことで必ず道は開けます。
面接中に未知の質問に触れることもありますが、すでにある知識を完璧にすることで、未知のものにも対応できるようになります。
文/肘井学 (スタディサプリ英語講師) 構成/編集部
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