勉強時間は25分+5分で管理!「ポモドーロ勉強法」で夏の巻き返しスパイラル

ハロー!スタサプ編集部です。

気づけば夏休みももうすぐそこだね。

受験生の夏休み=超重要な勉強タイミングだけど、どうしても集中力が途切れがち…。


高3夏あるある:

受験生だし勉強しなきゃ…だけど夏休み中って暑いし一人だし、気が抜けて集中力が続かない!

真夏の集中力不足に不安を抱えるJKDKのみんなへ、スタサプ編集部が「ちまたでうわさの勉強ハウツー」を紹介するよ。

今回はいつもの勉強道具+タイマーだけで気軽に始められる「ポモドーロ勉強法」をチェック!

一学期に成績が伸びずこの夏に巻き返したいキミも、気分転換に新しい勉強法を試してみたいミーハーなキミもぜひ試してみてね~。

ポモドーロ勉強法って?

さっそく勉強を始める前に、「ポモドーロ勉強法」ってそもそも何?とお思いのアナタ。

ポモドーロ勉強法を使った勉強とは、時間を区切って勉強すること。

「25分集中→5分休憩の30分」を1セット(=1ポモドーロ)として計算し、必要な時間に応じてポモドーロを繰り返して勉強や作業をしていくだけ。

超シンプル~~~。

実はスタサプ編集部が2023年6月に実施したやって良かった勉強法のアンケートでも、ポモドーロ勉強法のように「時間を区切って勉強している人」がちらほら。

「ポモドーロ」の名前を知っている人もいれば、名前は知らないけど25分+5分のインターバルで勉強をしている人もいたよ。

【高校生が「やって良かった」と思う勉強法REAL VOICE】

「ポモドーロテクニック」(高3女子・岩手県)
「25分勉強して5分休むを繰り返す」(高1男子・福岡県)
「25分ごとに休憩をとる勉強法」(高2男子・福岡県)
「ポモドーロタイマーを使った勉強法。25分の区切りが程よい時間で集中できる」(高3女子・北海道)

※記事内のアンケートは2023年6月12日~13日に高校生300人(男子150人、女子150人)を対象に実施

実際にやったことがある&やって良かったと思う高校生がいるポモドーロ勉強法、なかなか期待できそうでは?

From スタサプ編集部 SEN


ちなみにポモドーロ=イタリア語で「トマト」っていう意味なんだって!

ポモドーロ勉強法を提唱したイタリア人のフランチェスコ・シリロさんが使っていたキッチンタイマーがトマトの形をしていたからだそう。

なんともゆるいネーミングでいいですなあ。

ポモドーロ勉強法に必要なもの

ポモドーロ勉強法に必要なものは以下の通り。

基本的におうちにあるものONLYなのでご安心を!

◆ポモドーロ勉強法に必要なもの

☑今日やりたい勉強リスト
☑教科書や問題集などの勉強道具+筆記具
☑時間を計るためのタイマー

☑今日やりたい勉強リスト



ポモドーロ勉強法は「25分」という比較的短めの時間区切りがポイントとなるテクニック。

いざタイマーを開始してから「今日は何やるんだっけ??」と考え始めるのはNOT GOOD。

メリハリよく勉強&休憩に集中するためにも、事前に「今日はどの科目の何ページをやるか」をリスト化しておくのがおすすめ。

問題集によっては目安の所要時間などが書かれていることもあるので、合わせてメモしておくと良さそう。

勉強が終わったら振り返って、その日どこまでリストを消化できたかを確認してみて!

☑教科書や問題集などの勉強道具+筆記具



勉強道具や筆記具もお忘れなく。

受験科目の教科書や問題集など、今日使いたいアイテムは事前にそろえておくことが大事。

あとから「用語集がない!」と探し始める、なんてことになるとせっかくの集中が途切れてしまう可能性アリ。

事前に必要なものはきちんとそろえて、勉強に集中できる環境を整えておこう

筆記具は普段使っているものでもよし、夏のモチベアップに気になる新アイテムを投入するもよし。

☑キッチンタイマー


時間を計るポモドーロ勉強法のマストアイテム。

タイマー機能だけのシンプルなキッチンタイマーがおすすめです。

※音で時間を区切っていくので、自室などタイマーを鳴らしてもOKな場所でやってね。

ちなみにポモドーロ用のスマホアプリもあるみたい!

ただし、気づいたらスマホで動画を見ていた…のようにスマホの誘惑に弱いタイプの人は要注意

休憩時間以外はきちっとスマホをやめる意思をもって、アプリ機能を使ってみてね。

ポモドーロ勉強法のやり方3ステップ

ではいよいよポモドーロ勉強法、具体的なやり方を紹介するよ。

こんな感じの超シンプルな3ステップです!

◆ポモドーロ勉強法のやり方3ステップ

①今日やりたい勉強リストを用意

②タイマーを「25分」に設定して勉強スタート(1ポモドーロめ開始)

③終わったら「5分」の休憩

勉強を続ける場合は、2ポモドーロめ以降もタイマーを「25分」に設定して勉強スタート→終わったら「5分」の休憩を繰り返すだけ。

4ポモドーロ(=2時間分)勉強を行ったら30~40分ぐらいの長め休憩を入れよう!

何ポモドーロ勉強するかはその日の気分や学習の進み具合で調整すればOK。

具体的なイメージはこんな感じだよ。

例:「部活帰りでけっこう疲れてる…さくっと1時間だけ英単語の暗記をやろうかな」なJKの場合


夏休み中も部活がある場合、帰宅後は疲れて元気が…なんてこともあるはず。

そんな時は、ご飯を食べてお風呂に入った後の1時間だけさくっと勉強もあり。

1時間=2ポモドーロの勉強イメージはこんな感じ!


例:「午前中を使って、演習問題にじっくり取り組みたい気分」なDKの場合



夏休みはがっつり勉強したいなら、頭がさえている午前中にしっかり集中するのもおすすめ。

午前中の3時間弱を使って、5ポモドーロ分勉強する計算になるよ!

4ポモドーロめの休憩は長めに30分~35分確保してOK。しっかり休憩をお忘れなく。

ポモドーロ勉強法のメリット

単に30分1セットを繰り返しているだけのパワープレイのように見えるポモドーロ勉強法。

実は受験生にぴったりなメリットがいろいろあるんです。

メリット1:短期集中&没頭モードになれる

何と言ってもポモドーロ勉強法最大のメリットは、ひと区切りが25分と短めな点

例えば学校の授業は45分のところが多いと思うけど、授業の後半って集中力が途切れてちょっとノートに落書きしたくなったり、やる気DOWNしちゃう人もいるんじゃないかな。

ポモドーロ勉強法ではあえて短めに「25分」で区切って休憩を入れることで、短期集中&没頭を目指すのです。

また時間を決めないで長時間勉強してしまうと、あれも気になるこれも気になると意識があっちこっちに飛んでしまいがち。

短い時間をがっつり集中して余計なことを気にする隙を作らないことがポイントなのかも。

メリット2:「やったつもり」のダラダラ勉強モードを回避

授業がない夏休み期間の勉強は、自分でタイムマネジメントができるかどうかが重要。

「受験生だし勉強しなきゃ…」と机に向かったはいいものの、ダラダラとワークをやって何となくやった気に…が夏の落とし穴。

勉強時間だけは増えているのに成績は伸び悩み…そして高校最後の夏の思い出も作れていない!なんてことになったら悲しすぎる。

ポモドーロ勉強法では最初に「今日やりたい勉強リスト」とゴールを決めるところからスタート。

目標に対してどこまで進んだかがわかるので、何となくダラダラ勉強を回避できる確率がUPするよ。

メリット3:オンオフの切り替えがしやすい

音が鳴るタイマーをセットすることで、強制的に意識も切り替わるから集中オン・オフの切り替えがしやすい。

「今日は4ポモドーロ集中したら息抜きにカフェに行く!」などモチベアップの目標も立てやすくなるはず。

目標のポモドーロ数を達成したらご褒美だー!

高校生エディターがポモドーロ勉強法にトライ!

やり方やメリット・デメリットを紹介したところで気になるのが、「で、実際にどうなの?」だよね。

今回は高校生エディターのわっちょくんがポモドーロ勉強法にトライ!

夏休みをイメージして土曜日の午前中に「ポモドーロ勉強法」で勉強してもらった様子をオンライン取材したよ。

やってみてわかったメリットやデメリットなど、REAL VOICEに注目ー!

高校生エディターわっちょくん(高3)

※わっちょくんがくれたプロフィール写真、潔いシンプル小倉スタイル…!
(by スタサプ編集部SEN)

今回が初めての高校生エディター取材。

6月にハンドボール部を引退して受験生モードに入ったけど、イマイチ勉強のリズムが作れていないのがお悩み…。

第一志望は地元の県立大学の工学部で今のところ一般受験予定。

得意科目は数学、苦手科目は英語(特に英単語)。

夏は学校帰りに地元のかき氷店によく行きます。好きなのはあんこだけが乗ったかき氷。

数学の過去問&英単語の暗記にトライ

この日のわっちょくんは朝8時~勉強をスタート。

やったのは数学(過去問:大問2つ)と英単語の暗記で、「今日やりたい勉強リスト」はこちら。

◆わっちょくんの「今日やりたい勉強リスト」

□数学の過去問①(大問、目安の解答時間25分+復習)
□数学の過去問②(大問、目安の解答時間25分+復習)
□英語単語の暗記(40単語分)

実際のタイムスケジュールはこんな感じ。

前半の4ポモドーロで数学の解答&復習、最後の5ポモドーロで英単語に取り組んだそう。


実際にやってみて良かった点・改善点もレポートするよ。

やってみて良かった点は「もっとやりたい」モードになれる

勉強を始めて最初のタイマーが鳴ると「え?もう?」ってなった。

25分間が体感10分といった感じで、すごく集中できました

あとはやりたい内容が25分で完了できなかった部分もあったんですけど、休憩時間に「早く続きがやりたい」とそわそわしたり

短い区切りだからこそ、次はこれをしよう!というのが明確になって良かったです。

事前にリストを作っているので、完了したらチェックを入れられるのも目に見える達成感がありました。

やってみて微妙だった点は「休憩時間の使い方」が難しい

意外と5分の休憩時間で「何をしよう?」と戸惑ってしまう。

ちょっとしたスキマにできるリラックス法やご褒美を事前に用意しておくといいかもしれないです。

あとは後半の方はタイマーを設定するのがちょっとめんどくさかったです。笑

毎回25分、5分、25分、5分ってやってると「次は何分だっけ…?」ってなったり。

そう考えるとポモドーロ用のスマホアプリを使うのもありかもしれないですね。

以上、ちまたでうわさの勉強ハウツー「ポモドーロ勉強法」編でした~。

ほかにも気になる勉強法ややって良かった勉強法があれば、読者アンケートなどでスタサプ編集部に教えてね!

お待ちしてます☆

FROMスタサプ編集部
夏休みの集中力UPのお助けになることを期待しつつお届けしたポモドーロ勉強法、どうだった?

勉強自体のやり方ではなくタイムマネジメントが中心のテクニックなので、勉強の中身は融通が利くのもメリットの一つ。

高3のみんな、この夏も頑張っていこー!

from ポモドーロ勉強法でこの記事を書いてみた&休憩タイムのおすすめはふくらはぎのストレッチ!なスタサプ編集部SENより