玉川大学、松江市・青木あすなろ建設とアワビ陸上養殖技術交流協定を締結

2022年4月25日(月)島根県松江市にある鹿島・島根栽培漁業振興センターにおいて、玉川大学と島根県松江市、青木あすなろ建設株式会社の3者によるアワビ陸上養殖技術交流協定に関する覚書の締結式が行われた。

これから3者は半循環方式及び閉鎖式循環方式によるアワビ種苗生産及び陸上養殖に関する技術交流を進めていき、2022年度内の実用化を目指し共同研究をスタートする。

本協定は、2017年から玉川大学農学部先端食農学科増田篤稔教授と青木あすなろ建設株式会社とアワビの陸上養殖の共同研究をしていたことがきっかけ。

一方、青木あすなろ建設株式会社は、松江市が運営する鹿島・島根栽培漁業振興センターでアワビの種苗生産業務を2020年から請け負っており、現在は海水をくみ取りかけ流す方式で生産体制を構築し運用を進めている。

玉川大学との協定により、循環装置やろ過装置などを組み合わせた海水の半循環式取水システムを共同研究し実用化を進めることで、取水量を抑え、海洋環境への影響も減少させることができると期待を寄せている。

SDGs14番にある「海の豊かさを守ろう」にも貢献する新たな取り組みとして、注目していく。

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