高校生にとっても他人事じゃない! 厄年ってなに?
「なんか去年はついてなかったな」なんて思っている高校3年生の女子はいないだろうか。実は皆さん、厄年(やくどし)だったことをご存じでした?
厄年とは、厄災が降りかかるとされる年齢のこと。男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳の数え年は、体の変化が起こりやすいと言われる。厄年は、健康に気をつけるために考えられたよう。
数え年は、生まれた時を1歳として、元旦を迎えるごとにひとつ年を取るという考え方。つまり、多くの女子高生は、高校2年生の1月〜高校3年生の12月までが厄年になる。さらに、厄年の前後には前厄や後厄もあるので、1年で終わりというわけではない点にもご注意を。
そこで行いたいのが厄払い(厄除けとも言う)。神社などで祈願祈祷することで、厄を払い、安泰した生活を送ることができるという。ちなみに、小さいころに経験する七五三も厄払いの一種なのだとか。
厄払いは、神社でやってもらうのが基本。近くにある神社でも大丈夫だが、厄払いで有名な神社に行くのもいいだろう。関東であれば、西新井大師、川崎大師、観福寺大師堂が三大厄除け神社として知られている。ほか、女性の厄除けには京都の市比賣神社、宮崎県の高千穂神社や、北海道の北海道神宮などもある。
行くべき時期は、元旦〜節分までの間が一般的。だが、その期間を過ぎたからといって厄払いができないわけではないので、暇をみつけて通うのもいい。最近では、誕生日に行く人もいるのだとか。
厄払いに行く時間がないという人のために、厄除け用のグッズも。身につけるだけで効果があるのだとか。厄除け.comによれば、七色のものや結ぶもの、生まれ年の守護神、七福神などを身につけることで、厄を除けることができるそうだ。
日本に昔から存在する厄年という風習。なにか悪いことが起こった時に“厄年だったから…”と後悔するのはいやなもの。まずは試しということで、“初めての厄払い”をしてみてはいかがだろう。