高校生の1/4が「携帯にフィルタリングは必要」
従来のガラケー以上にさまざまなアプリが楽しめるスマートフォン。高校生の所有率もグングン伸びており、携帯電話の活用範囲が広がった高校生も多いはず。
ただ、スマホにせよガラケーにせよ、よく言われるようにさまざまなリスクがあるのは事実。
そこで、気になる問題がある。それは、高校生の携帯電話にフィルタリングをかけるべきかどうかということ。
高校生なんだから自己責任でもいいんじゃないかという見方もある反面、トラブルが多発している事実もある。例えば、オンラインゲームの高額請求問題は昨年末時点でも増加傾向。未成年者が契約当事者のケースも増えている。さて、この問題、高校生自身はどう考えているのか?当サイトで調査してみた。
スマホ・ガラケー所有者は92.3%。このうち、親からフィルタリングをかけられている高校生は26.0%。「自己責任派」の保護者のほうが圧倒的に多いようだ。そこで、「高校生にフィルタリングは必要だと思うか」を高校生自身に質問したところ、これもほぼ同じ程度の27.4%が「はい」と回答。
フィルタリングをかけられていないとどんなリスクがあるかを尋ねたところ、
「フィッシング詐欺やウイルスサイトへ行くリスクがある」
「架空請求詐欺や個人情報の管理問題などのトラブルに巻き込まれる恐れがある」
「ワンクリック詐欺にかかったりする」
といった意見が挙がった。また、実際に
「架空請求されたことがある」
「今さっきウイルス感染しました」
といった被害の報告も。
さらに、スマホ・ガラケーに「依存気味」と自覚している高校生は40.1%。使用時間に関しては「1日4時間以上」が13.0%もいて、「利用時間を減らしたい」との回答も33.9%に上った。高校生自身も、リスクへの不安、自己管理の難しさを感じている面は少なからずあるようだ。
ただし、リスクがあることは認識したうえで、「(フィルタリングの必要性は)人によりけり。情報をわかっていない人にはかければよいだけで、リスクなんてものは普通にイメージができるもの」という大人の意見も。
さて、自己管理能力や情報リテラシーがズバリ問われるこのテーマ。あなた自身はどう考えるだろうか?