現役東大生が伝授!入試・テストで生きる教科別オススメ勉強法!

2月に入り、いよいよ受験勉強も追い込みの時期!
 
受験生はもちろん、来年度に受験を控える2年生も焦りを感じ始めているのでは?
 
そこで今回は、“勉強のプロ"である現役東大生に、実際に受験の時にやった「おすすめの勉強法」について聞いてみた!
 
 
 

【国語】

 

・「古文や漢文の単語を覚える時は、同じ単語でも文脈によって意味が違ってくるので、『この助詞と一緒に出てくる時は、こういう意味』とセットで覚えておくと、試験の時に悩まない」(大学1年・男子)
 
・「古文の読解力を上げるには、源氏物語をマンガ化した『あさきゆめみし』がおすすめ。物語のベースは貴族の恋愛なので、楽しみながらその時代の常識や文化、政治のことが学べる」(大学3年・女子)
 
・「現代文の論述問題を勉強する時は、パソコンの『Word』ソフトを使っていた。文字数を数えやすいし、文章を途中で直すのがラクなので、時間短縮になって、たくさん問題を解くことができた」(大学4年・女子)

 
国語については、どうしてもセンスが必要な現代文は勉強しても点数を伸ばすのが難しいと考える人が多いからか、古文や漢文の対策に時間を割いた人が多かった。
 
古文は、『あさきゆめみし』などのマンガで平安時代の背景を頭に入れておくと、源氏物語以外の作品が出題されても、すんなりと理解できるとか!
 
また、受験までの限られた時間を有効に活用するため、パソコンを勉強に取り入れた人も!
 

【英語】

 

・「英単語をたくさん暗記すれば、長文の意味はある程度理解できるけど、ほかの問題ではあまり役に立たない。それよりも、熟語や構文を覚えたほうが文法の問題も解けるし、長文の読解力も上がる」(大学院1年・男子)
 
・「洋楽を聴くと、耳が英語に慣れるので、リスニング対策になる。特に、ビートルズやクイーンの歌詞は文法も簡単で聴き取りやすい」(大学2年・男子)
 
・「ディズニー映画を英語で観ていたら、英語の会話がイメージしやすくなった」(大学3年・女子)

 
現役東大生が伝授!試験で活きる教科別オススメ勉強法!
 
英語の勉強では、英単語を単体で暗記するのではなく、熟語や構文を覚えたり、その単語が使われている例文を書き写したりと、“文章"の中で覚えることが大切と考える人がほとんどだった。
 
また、洋楽や洋画で楽しみながら英語を勉強した人も。なかでも、イギリス出身の歌手の曲は発音や文法がキレイという特徴があるようで、ビートルズやクイーンのほかに
 

「ワン・ダイレクションの英語の歌詞はわかりやすい」(大学3年・女子)

 
との声も。
 

【社会】

 

・「日本史や世界史の試験では、年号を問う問題はほぼ出ないので、細かい数字を暗記するよりは、その時代の流れを覚えるのが大切。中国史の流れをつかむのには、マンガ『三国志』が役立った」(大学院2年・男子)
 
・「歴史の穴埋め問題を解く時は、回答を記入した後に問題文全体を声に出して読むことで、脳に記憶を定着させていた。次の日も同じ問題を解くようにすると、よりしっかり脳に記憶された気がする」(大学4年・男子)
 
・「NHKの『映像の世紀』という20世紀の歴史をまとめたドキュメンタリー番組が世界史の勉強に役立った。教科書は、国ごとに歴史を追う“縦割り"だけど、この番組は同じ時代に各国でどんなことが起こっていたのかを“横割り"で見せてくれるので、時代の全体像がつかめた」(大学3年・男子)
 
・「地理対策で、旅行雑誌や旅行のパンフレットを読んだ。世界遺産や特産物の写真を見て、その国のイメージを膨らませてから勉強したほうが、頭に入りやすかった」(大学4年・男子)

 
現役東大生が伝授!試験で活きる教科別オススメ勉強法!
 
日本史、世界史の勉強では、歴史系のマンガやテレビ番組を利用して“時代の流れ"を掴んでおくことが試験対策になったという声が多数!
 
また、
 

「Wikipediaで年号を見て、その年にほかの国ではどんなことが起きたのかを見るようにしていた」(大学3年・男子)

 
という人も。地理に関しては、
 

・「スーパーへ買い物に行く時は、果物などの産地を気にするようにしていると、各国の特産品の輸出量を問う問題が解けるようになる」(大学4年・男子)

 
現役東大生が伝授!試験で活きる教科別オススメ勉強法!
 
と、普段の生活を勉強に役立てることもできるみたい。
 
全体を通して東大生に共通していたのは、「この勉強法を実践すれば、どんな力が身につくのか」という“勉強の意味"を理解していること。
 
みんなも、これを参考にして、本当に身になる勉強法をみつけてみよう!