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人類が知っていることすべての短い歴史 上・下
ビル・ブライソン/著 楡井浩一/訳

知ったかぶりにならないために!

ベストセラー作家が、ふと海の水が塩辛い理由を知らないことに愕然とした。テストのために暗記した地球の外周。どうやってつきとめたのだろう? 家から一歩も出ずに地球の重さを計ったのか? 知ったかぶりだった自分を反省し、ぜんぶ調べきった。探究者たちの汗と涙こみで、人類の知識を900ページにぜんぶ載せ。高速濃密科学エッセイ。

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好奇心が止まらない400万年間
この世界を知るための人類と科学の400万年史
科学の停滞はプラトンが悪い!?
科学の発見

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37ようこそ、研究所へ

研究所からすべてが始まる

ノーベル賞を(まだ)取ってなくても、すごい研究室がたくさんある。藻からオイルを作る次世代燃料、ネズミが猫を怖がらなくなる仕組み、粘菌の賢さの測り方。最新の成果を語る様子から、研究者自身の人柄が見えてくる。ユーモア、あきらめない強さ。研究所からすべてが始まる。

38ずっと実験していたい

ニュートリノをつかまえろ

クイズです。この世でもっとも小さいものを捕まえるのに必要な道具はなんでしょう? 答えは「加速器」。この世で最も大きく精密な機械だ。現場で動かす研究者が、素粒子の正体から加速器の使い方、宇宙の果てまで、高校生のあらゆる質問に答える。多田将の比喩の的確さはノーベル賞受賞者も太鼓判。ニュートリノはどうやってつかまえられるのか?

39ミクロの世界

顕微鏡で見ればすべてがワンダー!

吸い込まれそうな不気味な唇。小さいつぶつぶの中に球体の鎖。何? 電子顕微鏡で見た豆の気孔(5800倍)にヨーグルトと乳酸菌(45000倍)だ。身近なものに、ちょっと鳥肌が立つほど驚異のデザインが隠れている。植物、菌、鉱物。ホコリやカビた壁紙なんてものも。不思議に人間が小さく思えてくる。

40アインシュタインになりたくて

アインシュタインも失敗していた

ダーウィンは遺伝子の存在を洞察できず、ムリのある理論を展開せざるを得なかった。アインシュタインも量子の世界を予見できず、あり得ないと結論づけていた。科学者も失敗しているのだ。5つの科学者の失敗に焦点を当てて、科学に革新が生まれるプロセスをスケッチする。失敗してこそ、科学なのだ!

42トムキンスの授業

科学がわかる異世界ファンタジー!

ちょっと科学好きの銀行員トムキンスさんは、相対性理論の講演を聞きながらウトウト…。すると世界は一変していた。スピードを上げると見た目が縮んだり、汽車に乗りつづけていると若いままだったり。ここはどこ? 実は光の速さが違うだけの世界なのだ。アインシュタインも読んだ物理学者ガモフの物語。博士の解説付き。これで、相対性理論もわかる。

43憧れの科学おじさん

変なおじさんとは付き合うべし

タングステンは元素記号W、鉄の2.5倍重く、硬い金属。オリヴァー少年は、電球工場を営むおじさんが語り見せてくれる化学に魅了された。戦争やいじめにあっても、手作り実験室で爆発と悪臭にワクワク、クラクラ、たくましく育っていく。化学発展史としても無類の手触りを持つエッセイ。