PART I自然と人間のサイエンス05宇宙船地球号に乗って

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大地があって、海があって、空がある。

川があって、森があって、山や谷がある。

季節や天候は時々刻々と移ろってゆき、大気と水分が循環している。

そこには数え切れないほどたくさんの動植物がいる。お互いに食べたり食べられたり共生したり寄生したりしながら、生まれたり死んだりしている。

ある生物は、自分のまわりの環境や他の生物とどんな関係をもっているか。かつて、そうした関係全体を捉えてみようと提唱した人がいた。名づけて「エコロジー」という。日本語では「生態学」と訳される。

それまで、動植物を観察するといったら、採集して標本にしたり、もといた環境から連れてきて飼育したりしていた。でもこれだと、その動植物単体のことは分かっても、周囲との関係は見えなくなってしまう。

そんなやり方にたいして、エコロジー(生態学)の発想では、生物や環境が互いにもっているさまざまな関係をまるごと考えてみようというわけだ。

そういう目で見ると、じつは世界では、いろんなものがつながりあっていることが分かってくる。いや、あまりにも複雑で、まだ十分にはわかっていないと言ったほうがよいかもしれない。

例えば、気候が変動すると世界各地の自然現象や動植物にはどんな影響が出るか。川をせきとめたり、森を伐採したり、大気や水を汚染したりすると、どんな変化が生じるか。

風が吹けば桶屋が儲かるという小噺があるけれど、いま私たちに必要なのは、ぱっと見では分からない風と桶屋の関係を確認することかもしれない。

30森で暮らす

200年前の暮らしの手本

アメリカの作家・ソロー(1817~62)は、27歳で森に移り住み、その経験から学んだすべて、見えてきた世界すべてをこの本に書いた。森に入って家を建て、畑を作り、読書し、毎日数時間歩く。ナチュラルに生きるとは?本当の贅沢とは?200年の時を経て、いまの時代だからこそ読みたくなる暮らしの手本。

31海から生命が生まれる

地球ではなく"海"球の世界をめぐる

海の水はどこから来たのか? 生命の始まりは? プランクトンと海流、多様な海の生物、人類未踏の深海、人と海とのかかわりまで、美しい写真と科学エッセイが「海の星」の姿を描き出す。地球から海がなくなったら、生物は生きていけない。7割が海でできている地球は、”海”球と呼んでもいい。深遠な海の世界をめぐろう。

32いのちとエコロジー

地球上で最後の一人になったら?

人類は地球を壊してしまった。その原因は人口の増加と産業が盛んになりすぎたこと。いつかは最後の一人になるときがやってくるかもしれない。その危機感をもって環境に向き合うことを著者は強調する。紙おむつの何が問題か、なぜ原子力発電に反対なのか。環境の本当の意味に迫る。まだ間に合う。

33時代はウンコへ

信念をもってノグソしよう!

人が自然と共生するにはノグソが最も良い。人のウンコは獣や虫などに食べられ、カビやバクテリアに分解されれば土の養分になって、最後は草木を育てるからだ。日々ノグソに勤しむ著者は体験から得たリアルな知識も膨大。正しいノグソの仕方、お尻をふく葉っぱ図鑑は完全オリジナル。明日からのノグソライフにどうぞ。

34農業をつなぐ

放送作家が見つけた野菜の物語

関西の大人気番組「ちちんぷいぷい」の放送作家である著者は取材で農家を訪れてから野菜の隠れた物語に驚愕する。キャベツの芯の甘さ、新品種改良の苦労、農業女子100人プロジェクト・・・。野菜の奥にはたくさんの物語が溢れていた。本書は農業で生きて行く!と決めた人たちのリアルに迫る。困難を乗り越え、チャレンジする農家さんに出会えば、野菜がもっとおいしく感じられるはず。

35世界から食糧がなくなる前に

食からみた世界史の授業

人類は食べないと滅びてしまう。人類史はすなわち食の歴史だ。人類は火を使えるようになり、調理を覚える。煮たり焼いたりする。儀式にも使う。豚や牛を家畜にもする。農業で土地を耕す。交易する。どんどん食は発展していき、産業化を起こす。本書は8つの食の革命を切り口に、人類の歴史をひも解く。世界史もこうやって見ると面白い!

36エネルギーが足りない

100年後も見据えたエネルギーを!

名門バークレー校の人気ナンバーワン教授リチャード・ムラーがエネルギーについて徹底解説。福島原発事故から地球温暖化や気候変動、太陽電池、電気自動車までエネルギーのあらゆる分野を網羅する。米国エネルギー省顧問も務める著者だからこそ、世界のエネルギー問題を多角的に見えている。100年後まで考えた賢いエネルギー活用が必要だ。

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