PART II社会と情報のテクノロジー08居場所をつくる仕事

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私たちはいつもどこかにいる。改めてこんな言い方をするのも変な感じがするけれど。

例えば、家とか学校とか、駅とかお店とか、なんなら道とか広場も含めて、私たちはいつもどこかにいる。

そういう場所をつくるのは、もっぱら建築家や都市設計家の仕事。かれらは人びとの必要に応じて建物や空間をつくる。

建物や場所をつくるといったら、どんな材料でどんな柱や壁をつくるかとか、どこにベンチや木を置くかといった話だと思うかもしれない。

もちろんそれも大事なことだけれど、さらに重要な別の面もある。

例えば、使いやすさや便利さ、美しさや居心地のよさなどなど。それに、みんながどんな使い方をしたいかという希望もいろいろあるはずだ。

ということは、建築や都市をつくるといっても、単にモノをつくるだけでは足りなさそう。そこで暮らしたり、集まったり、その場を使ったりする人びとの生き方とか社会のことも関係してくるだろうから。

例えば、いろんな世代の人が集まって、お互いに話しやすい状態をつくるにはどうしたらよいだろう。座りやすい椅子や、話をしやすい静かな部屋のほかにも、たぶんお互いにどうつきあうかという人間関係についても考える必要がありそう。

では、どんなやり方があるだろう。

そんな場合、いろんな例を見比べてみるのはいつでもよいやり方だ。いい居場所について考えてみよう。もちろん、これはという手が分かったら、自分のみぢかなところでも試してみるといいね。

49建築家になりたい

古来、人はなぜ建物を建てるのか?

建築物には大いなる物語があった。ギリシア神殿の柱の意味は?タージマハルの曲線の理由は? 紫禁城が目指した世界とは? 古今東西の「ビルディング」に隠された物語が大パノラマのイラストとともに紹介される。この歴史を知らなければ、建築家は志ざせない。

50ナナメから社会を見る

社会学にケンカを売る

少年犯罪は実は減っている、昔の日本人は別に勤勉じゃなかった・・・社会の「常識」に斜め上からメスを入れる禁断の知的エンタメブック。統計の罠や歴史のご都合主義的な解釈に真っ向から反発し、本当の社会の姿を明らかにする。社会を見る目を養うなら、まずはここからどうぞ。

51自分の場所を探す

都会暮らしは幸せなの?

都会の反対は郊外? 両者は別もの? 本書は、その疑問をもとに、人間の居る場所について本気で考え、対話したドキュメンタリーだ。実は都市は田舎とも地方とも自然とも共存する。12人の専門家へのインタビューを通して、人間にとって居心地のいい場所の正体が見えてくる。キーワードは「横のつながり」。

52理想の都市へ

未来都市を知りたいなら、ポートランドへ

オープンカフェでクリエイターたちが未来を語り、アートマーケットでは次世代の名作が通行人を惹きつける。新旧の町並みが溶け合い、いつも新しいことで溢れている。ポートランドはなぜこれほど自由でクリエイティブなのか? 都市開発局に勤務する著者による現地レポートは、未来の都市のガイドブックだ。

53コミュニティデザインのススメ

まだまだ諦めない! これからのまちづくり

地域のつながりは少なくなり、無縁社会が広がる。そんな悲観論に対して著者は「まだまだ!」と檄を飛ばす。コミュニティが無くなるなら、デザインすればいい。まちの人の声に耳を傾け、人がつながるしくみを必死に考える。本書は、コミュニティデザインの先駆者によるまちづくりのバイブルであり、奮闘の軌跡だ。

54ぼくらのまちづくり大作戦

空き家から始まるまちづくり

本書は新しいまちづくりメソッドの実践書だ。建築家の枠にとらわれない著者は、北九州を皮切りに全国にリノベーションスクールを展開し、空き家再生から地域おこしに挑戦する。何かをやりたい人と空き家をかけ合わせ、魅力あるまちの姿を生み出していく。(顔出ししているゴーストライターにも注目!)

55結局、どこに住む?

働くことは金儲けのためじゃない

働くことは生きること。どこで働くかは人生の大きな部分を占める。本書は移住することで生き方が変わった23人の人生の選択を追いかける。土地の自然に惹かれた人、昔読んだ絵本がきっかけになった人、自給自足に挑戦したかった人、さまざまな人間模様が暮らす場所の大切を教えてくれる。

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