PART I自然と人間のサイエンス01地球の外へ出る

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20世紀は人類がはじめて宇宙に飛び立った時代として記憶されるだろう。

それ以来、古代からずっと、見上げたり、星座を見立ててみたり、世界と人間の運命を占ってみたり、望遠鏡で観察したり、空想を逞しくする対象だった宇宙が、少しずつ行ける場所になり始めてきた。

かつてSFの想像力が思い描いた地球の外側には、まだ解明し尽くせていない暗黒物質やブラックホールといったいろいろなものがある。

それに宇宙はとてつもなく広くて果てもないように思える。巨大な観測望遠鏡を使い、いくつもの探査機を送り出し、火星の表面を調べ、宇宙ステーションで調査をしているとはいっても、宇宙の大半は未知の領域だ。

宇宙はいつどうやって生じたのだろうか。宇宙全体をつくる究極の物質はなにか。宇宙はこうしているいまも膨張を続けているというけれど、それはいつまで続くのだろう。果たしてこの宇宙のどこかに人類以外の生命はいるのだろうか。

そう、宇宙には謎がいっぱいだ。

こうした謎に迫るためには、具体的な観測はもちろんのこと、理論によるものの見方も大いにものをいう。そこでは、優れた科学者が口を揃えていうように、数理だけでなく、さまざまな可能性を思い描く想像力や創造力も試される。

こんなに面白い謎があるのに放っておく手はない。いま、人類は宇宙についてなにを知っているのか、なにを知らずにいるのか。その境界線に行ってみよう。

ようこそ、最後のフロンティアへ!

1ヴィジュアル・ユニバース

あぁ、宇宙はこんなにも美しい!

青い星団、赤い星雲、黄金色に輝くアンドロメダ銀河…。銀河系から130億光年の彼方へ。探査船にのって旅をしてゆくような写真集。地球上の天文台や大気圏の外を周回するハッブル宇宙望遠鏡から撮影された鮮やかな宇宙の姿に魅了される。ここから宇宙を目指したい!

2ホーキングに挑む

まるで絵本のような138億年の物語

宇宙はいつ誕生したの? 地球以外にも生命って存在するの? 星は最後、どうなるの? 宇宙に関するQに答え、いまも広がりつづける宇宙の神秘をやさしく解説する。ギネス世界一に認定されたプラネタリウムの解説員が贈る、まるで絵本のようなヴィジュアル解説ブック。この本があれば宇宙はわかる!

3地球外生命体を探す

宇宙人に会いたいなら読むしかない

生物学、化学、物理学、生命科学、天文学…。生命が生まれる不思議に各分野の研究者が真正面から答える。地球生命はどこから来たのか? 地球外生命体が発見されるのはどんな場所か? 科学の先端を突き詰めると、宇宙人が見えてくるらしい。科学者たちが直筆で描いた宇宙人イラストにも注目!

4宇宙飛行士への道

宇宙に行ったらわかった人生の歩き方

宇宙遊泳中に突然目の前が真っ暗に! 宇宙飛行士はパニックに陥らず、どうやってその場を切り抜けたのか。予期せぬ事態が次々と発生するなか、唯一頼りになるものとは? 仲間と鉄壁のチームワークをつくるには? 恐怖に打ち勝つには? 宇宙に行ってわかったのは、宇宙のことだけではなく、地球での生き方だった。

5ずっと星を見ていたい

星の辞典を手に、夜空を眺めよう

宇宙、星、星座、月をめぐる世界で一つの星の辞典。天文学的な知識とともに、神話や伝説についても詳細に解説。88星座から、暗黒エネルギーや星雲の定義まで、美しい写真とともに、宇宙の基本がしっかり身につく。夜空を眺めながら、ページをめくるのもいいかも。

6宇宙には夢がある

ネズミだって月にいけるはず

月が巨大な岩だと主張する1匹の小ネズミは、仲間に信じてもらえずひとり月を目指す。マネキンをつかって宇宙服を作り、エンジンとロケットを開発する。大人も見とれる美しい絵がネズミの奮闘を鮮やかに描き出す。実験と失敗を重ねながら、ネズミは月にたどり着くのか!?

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