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小さくて強い農業をつくる
久松達央/著

亜流・邪道上等! 素人集団の農業はじめ

農家の後継ぎでなく、農業の経験もない。そんな素人集団が、有機野菜の生産と直接販売を軌道に乗せるまでの苦難の物語。カネも技術もセンスもガッツないけれど、高いモチベーションと経営のロジックとITのノウハウがある。美味しい野菜をつくり、好きな仕事で食べてゆく久松農園はかっこいい。付録「それでも農業をやりたい人のための100冊」もオススメ。

「農業をつなぐ」の他の本

放送作家が見つけた野菜の物語
宝は農村にあり 農業を繋ぐ人たち
農業×好きなことで生きて行く
半農半Xという生き方

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30森で暮らす

200年前の暮らしの手本

アメリカの作家・ソロー(1817~62)は、27歳で森に移り住み、その経験から学んだすべて、見えてきた世界すべてをこの本に書いた。森に入って家を建て、畑を作り、読書し、毎日数時間歩く。ナチュラルに生きるとは?本当の贅沢とは?200年の時を経て、いまの時代だからこそ読みたくなる暮らしの手本。

31海から生命が生まれる

地球ではなく"海"球の世界をめぐる

海の水はどこから来たのか? 生命の始まりは? プランクトンと海流、多様な海の生物、人類未踏の深海、人と海とのかかわりまで、美しい写真と科学エッセイが「海の星」の姿を描き出す。地球から海がなくなったら、生物は生きていけない。7割が海でできている地球は、”海”球と呼んでもいい。深遠な海の世界をめぐろう。

32いのちとエコロジー

地球上で最後の一人になったら?

人類は地球を壊してしまった。その原因は人口の増加と産業が盛んになりすぎたこと。いつかは最後の一人になるときがやってくるかもしれない。その危機感をもって環境に向き合うことを著者は強調する。紙おむつの何が問題か、なぜ原子力発電に反対なのか。環境の本当の意味に迫る。まだ間に合う。

33時代はウンコへ

信念をもってノグソしよう!

人が自然と共生するにはノグソが最も良い。人のウンコは獣や虫などに食べられ、カビやバクテリアに分解されれば土の養分になって、最後は草木を育てるからだ。日々ノグソに勤しむ著者は体験から得たリアルな知識も膨大。正しいノグソの仕方、お尻をふく葉っぱ図鑑は完全オリジナル。明日からのノグソライフにどうぞ。

35世界から食糧がなくなる前に

食からみた世界史の授業

人類は食べないと滅びてしまう。人類史はすなわち食の歴史だ。人類は火を使えるようになり、調理を覚える。煮たり焼いたりする。儀式にも使う。豚や牛を家畜にもする。農業で土地を耕す。交易する。どんどん食は発展していき、産業化を起こす。本書は8つの食の革命を切り口に、人類の歴史をひも解く。世界史もこうやって見ると面白い!

36エネルギーが足りない

100年後も見据えたエネルギーを!

名門バークレー校の人気ナンバーワン教授リチャード・ムラーがエネルギーについて徹底解説。福島原発事故から地球温暖化や気候変動、太陽電池、電気自動車までエネルギーのあらゆる分野を網羅する。米国エネルギー省顧問も務める著者だからこそ、世界のエネルギー問題を多角的に見えている。100年後まで考えた賢いエネルギー活用が必要だ。