商業空間からイベント空間、文化空間まで、幅広い分野での空間デザイン・設計を担当しています。自分の描いた図面が実際にカタチになって、無事オープンを迎えられた時には、大きな達成感を感じますし、たくさんのお客さまで賑わっている施設を見た時には、いつも感動して涙が出ます!この仕事で特に大切なのは、デザインの意図を事業主様にどう伝え、納得していただくか。リモートで打ち合わせするケースでは、今まで以上に「伝わりやすさ」を考えながら、話し方や資料の作り方にもこだわります。また、それぞれの事業主様に最適な提案をするためには、経験の積み重ねだけでなく知識量アップも重要と考えて、今も勉強を続けています。
物心ついたころから、ものづくりや間取り図を見ることが好きで「いつか自分が創り手側になりたい」という想いがありました。小学校の遠足で行ったテーマパークが忘れられず「心に残る体験と空間を生み出す仕事を目指したい」と考えるようになったんです。駒沢女子大学のオープンキャンパスでは、先生や先輩と積極的に話すようにしました。当時は絵を描くことやスケッチをすることに苦手意識があったのですが、正直に相談することで不安も解消され、前向きな気持ちで学生生活をスタートできました。今後目指していきたいのは、大型の体験施設や文化施設を手掛けること。そのためにも数多くの空間づくりで経験を積み、デザイン力を磨きたいです。
大学で取り組んでいたのは、設計をはじめ、地域や企業と連携した「産学連携プロジェクト」などの実践的な課題です。特に設計では「自分で企画したコンセプトをどうやって形にするか」を学びました。検討を重ねながらカタチにしていく流れがとても楽しくて「設計にかかわる仕事がしたい」とあらためて感じるきっかけにもつながったと思います。また、何度も原点に立ち返って試行錯誤したこの時の経験が、今の仕事の中でも「粘り強く最後まで取り組む力」として活きていると感じています。さらに、図面や資料を作成するソフトなど、設計の仕事に必要不可欠な基本的スキルを教えてもらえたので、入社後に即戦力として業務に携わることができました。
株式会社丹青社 勤務/人文学部 住空間デザイン学科(2025年4月より、空間デザイン学部 空間デザイン学科に変更予定/構想中)卒/2020年卒/「大学での4年間は課題も多くてハードでしたが、個性豊かな友達と過ごす毎日は刺激的で楽しかった」とOさん。「誰かの家に集まっては模型を作ったり図面を描いたり。デザインを続けられたのも仕事にできたのも、同じ夢を目指す仲間がいたからです」と振り返る。「まずはオープンキャンパスに参加して、不安に感じていることを先生に相談してみてください。優しく対応してくれるので不安が和らぎますよ」と笑顔でアドバイスをくれたOさん。今も雑誌やSNSで気になった場所やお店には足を運んでいるという。