わたしが所属している品質保証部では、お客様に届く商品が安全であると保証するために、日々製造される商品を出荷前に検査する業務に携わっています。原材料である乳の品質検査をはじめ、生産工程の管理、製品の最終チェック、さらには一定期間を経た製品の品質テストまで多岐にわたります。微生物・成分・風味・外観など、さまざまな角度から、何人ものスタッフによって厳正な検査をしてから店頭に並ぶので、お客様がお店等で買われている姿を見かけると、とてもうれしい気持ちになります。また、当社では研修に参加する機会も多く設けられていますので、検査業務を再確認したり、乳についての知識も深く学べるためとても勉強になります。
北海道の農業高校が舞台のマンガを見て、農業に興味を持ちました。生まれ育った札幌には農業系の高校はなかったので、少し離れた岩見沢の農業高校に入学し、植物性由来の乳酸菌や乳製品製造について学びました。もっと専門性を高めたいと思い、酪農学園大学に進学。大学では発酵乳の研究など乳に関わることが多かったため、自然と乳業関係の職業に就きたいと思いました。高校時代の友人が当社製品の乳酸菌飲料を愛飲していて馴染みがあり、大学時代の先生と当社社員との交流があり、入社前から北海道日高乳業に縁を感じてもいました。好きな商品や興味のあることを突き詰めていくことで、自然と進むべき道が見えてくるように思います。
大学では食品開発学コースに進み、食品だけでなく、農業についても専門的に学びました。とくに作物の栽培の牛に関しての授業はおもしろかったです。作物の栽培管理、牛の飼育環境などによって品質に大きな差が出ることは興味深く感じました。20日間の実習では、六次産業に特化した農家さんの元で、栽培から加工までの一連の流れを学ぶことができました。生産者の苦労、よろこび、そして食の大切さを改めて実感。また、所属のワインサークルに所属し、学びを活かして栽培方法を研究し、害獣駆除についても考えをめぐらせ、毎年より良いブドウを収穫するために注力。農業と食について学び、そして仲間を得られて、とても充実した学生生活でした。
北海道日高乳業株式会社 品質保証部勤務/農食環境学群 食と健康学類 食品開発学コース 卒/2022年 卒/菅井さんが最近気になっていることは、「牛乳を飲む人が減っているので、どうやったら多くの人に飲んでもらえるのか」。乳製品の消費量が増えるような商品企画も気になるそうです。休日はドライブや温泉、推し活でリフレッシュし、「大学時代の友人は、北海道各地でがんばっているので、小旅行を兼ねてたまに会うのが楽しみ」と話してくれました。進路選びのアドバイスとしては「何に興味があって、仕事にしたいか考えること。いろんな業界、仕事があるので、人生の先輩である親や先生の話に耳を傾けることも大切」と語ってくれました。