東海道新幹線の東京―新大阪区間で車掌を務めています。ドアの開け閉めや乗降確認、車内の安全チェックを行ったり、お客様の質問にお答えしています。事前にその日の天候や近隣のイベントをチェックするなど、安全な運行とお客様の快適な旅を守るため、日々責任感を持って働いています。車内でお困りのお客様に最適な対応をして安心していただけるとやりがいを感じます。また、運行中の新幹線に手を振ってくれるお子さんの姿を見ると、憧れられる仕事をしている誇らしさと喜びがわいてきます。海外からのお客様の増加に伴って、英語で受け答えする場面や、英語で車内アナウンスをする機会も増えました。英語を学んだ経験が役立っています。
「語学は役に立つ」と思い、語学系の学校を中心に進学先を探しました。その中でも就職に強いことに魅力を感じ、神田外語学院の英語専攻科を選択。英語はあまり得意ではなかったので、入学前には若干の不安もありました。しかし、入学後は外国人の先生たちによる日本語禁止の英語授業など、生の英語に触れる機会がふんだんにあったため、徐々に耳が慣れて英語が聞き取れるようになり、英語に対する苦手意識を払拭することができました。また、キャリアセンターでの就職サポートもきめ細かく、JR東海を最初に勧めてくださったのもキャリアセンターの先生。その後も随所で的確なアドバイスをいただき、安心して就職活動を進めることができました。
一番近い目標は、運転士になること。運転士になるためには研修を受け、学科と実技の国家試験に受からなければなりません。まずはこの試験に合格し、お客様を安全に目的地にお連れできる運転士になりたいです。そして、運転士として経験を積んだ後には、後輩の育成にも携わりたいと思っています。今まで教えていただいた安全に対する心構えや接客の技術を後輩に伝えることで、JR東海のよさを後の世代に継承していきたいのです。将来的には、よりよい職場をつくる管理者をめざします。そのために今、大切なことは、日々の仕事をまじめに丁寧に積み重ねていくこと。気持ちを引き締めて、お客様の安全と快適を守る業務に当たっています。
東海旅客鉄道株式会社(JR東海)/英語専攻科/2012年卒/車内でお客様から受ける質問で多いのは、「何時に着くか」「電車に乗り換えるには、何番線に行けばよいか」など。時には「京都の観光名所への行き方を教えてください」といった質問が来ることも。「そういう時には、業務用携帯で調べてお答えします」と小泉さん。英語で質問されることもあるが、定番の質問なら困ることなく答えられるという。「これは神田外語学院で学んだおかげ。もっと勉強しておけばよかったと今では思いますね。神田外語学院はやる気さえあればどんどん学べる環境が整っているので、これから入学する皆さんは、積極的に勉強に取り組んで下さい」。