土木・建築事業をはじめ、人の生活に関わる幅広い事業を手掛けるYBSグループの中でも、僕が勤めているYBS株式会社はグループ全体の経理管理なども担っています。僕の主な担当は、同じグループ会社である建設会社の経理部門。現場で働く人や、下請け業者への支払いといった業務が中心です。最近では、もともと得意だったコンピュータ技術を見込まれ、担当している建設会社の社長さんから直接仕事のお話をもらうことも。学生時代に学んだエクセルのスキルを活かし、受注した案件をリスト化して業務をスムーズに行うための簡単なシステムを作ったのですが、とても喜んでいただけました。培ってきた技術が人の役に立つと嬉しいです。
東亜経理に入学する前は、経理の勉強にまったくなじみがありませんでした。ですが、もともとパソコンを使った作業は好きだったし、理系だったこともあって、数字を扱う簿記の授業を受けるほどに学びが楽しくなっていきました。自分に合っていたんだと思います。在学中に取得した資格は、日商・全経簿記をはじめ、コンピュータ会計、エクセルやワード、所得税・法人税・消費税の資格…etc。特に難しかった工業簿記の勉強は、授業で使い終わった問題集を丸ごと、もう一度自分で解き直して理解を深めるようにしていました。先生もこちらがヤル気を出すほどしっかり教えてくれて、気づけば下校時間になっていた…なんてこともよくありましたね。
働くうえで意識していることは、「効率よく働くこと」。経理の作業は単調な事務作業になるので、それをミスなくスピーディにこなすための仕組みを、いつも自分なりに考えています。仕事の回転率が上がれば、受けられる仕事も増えてスキルアップにつながりますからね。また、業務の簡略化のために考えたシステムは、同僚とも共有しています。つまり、みんなの作業が捗るので、部署全体で仕事のスピードが上がるんです。「ボタン一つで、毎日していた作業が一瞬で終わるからすごく便利!」という声も良くいただいています。社外・社内を問わず、より簡単に経理業務を行うための仕組みをこれからも追求していきたいと思います。
YBS株式会社/ビジネス科/2014年卒/入学したきっかけこそ親のすすめだったという亀之園さんだが、東亜経理での学びと彼の得意分野が重なり、在学中にいくつものビジネス系資格試験への合格を果たした。実は、在学中に並行して、同校の「近大併修コース」も履修していたそうだ。「東亜経理に入学した理由は、まずビジネスで役立つ資格をできるだけ取りたかったから。もう一つは、大学へ編入学という道を作りたかったからでした。卒業後、どうなるかわからなかったので、選択肢はたくさんあった方がいいと思ったんです」という言葉に、学生時代から将来をしっかり考えていた亀之園さんの様子がうかがえた。