お店のショーウィンドウやショップのディスプレイ、水族館や博物館の展示物、時にはマンションギャラリーなどの建築分野で、幅広い種類の仕事に携わっています。仕事をしていて嬉しいのは、お店の方や目にしたお客さんに喜んでいただけた時ですね。ショーウィンドウやディスプレイは、人の暮らしに必要不可欠なものだと思います。お店をきれいに飾ることでお店の方のモチベーションも上がるし、街も明るくなる。道行く人の目に留まればその人の心も明るく豊かにできる。そんなことを思いながら日々仕事をしています。
東京デザイン専門学校を卒業した後、ダンボール什器などの大判印刷を得意とする印刷会社に入社し、新設のデザイン部署でPOPなどのグラフィックデザインを担当していました。平面のグラフィックデザインの仕事が多かったおかげで、ほとんど経験のなかったPOPなどの印刷物を作る基礎が身につきまして。ただ、立体の仕事は少なく、「ディスプレイデザインがやりたい」と強く思うようになって、「奥山工房」に転職しました。
ディスプレイの仕事は、図面からサイズを割り出したり、下請けの会社に制作図面を渡したりすることも多くあるんですよ。ですから、東京デザイン専門学校で学んだ図面を読むための基本的な知識は、今の仕事をする上で、とても役に立っています。
奥山工房 勤務/ディスプレイデザイン科※/2011年3月卒/東京デザイン専門学校を卒業後は、ダンボール什器などの大判印刷を得意とする印刷会社に入社し、POPなどの平面の印刷物を担当。その後、ディスプレイデザインを志向し、転職。現在はショーウィンドウや展示物などのディスプレイデザインを手がける「奥山工房」でディスプレイデザイナーとして活躍している。(※2018年4月より「空間ディスプレイデザイン科」に名称変更)