ドレススタイリストとして、お客様のドレスやタキシード選びのサポートを行っています。来店されるまで希望するドレスのイメージをお持ちでないお客様も多いので、お客様とともに0からドレス選びを進めていきます。基本的にはお客様のご要望を最優先しますが、ときにはプロ目線でさりげなくアドバイスをしながら、お客様の雰囲気やお姿を一番引き立たせてくれるドレスをご提案することも。衣装合わせのあと「結婚式が楽しみになりました」「村井さんがすすめてくれたから、このドレスにします」と言っていただけたりすると、本当に嬉しい。一着のドレスで人を笑顔にできる仕事の素晴らしさを実感しながら、日々お客様と向き合っています。
経済的な理由で挙式ができなかった私の両親。「ドレスを着てみたかった」という母の言葉がとても心に残り、ブライダル関連の仕事に興味を持つようになりました。ホテルスクールを選んだのは、学校の雰囲気やイキイキと輝く先輩たちの姿がとてもステキだったから。いろいろな学校のホームページを見て比較検討し、最初にオープンキャンパスに行った学校でもあったのですが、一目で気に入り、「ここで学びたい!」と強く思いました。ブライダル科でもホテルについて学べる上、ホテルの学校ならではの上質なホスピタリティ、専門スキルを学べることも大きな魅力に。学生時代はプランナー志望でしたが、今はドレスが私の天職だと思っています。
ホテルスクールは実習が充実していて、在学中は計3回職場実習に参加しました。学生とはいえ、現場で働く方々とほぼ同じ仕事をしますし、お客様にとっては私が学生かどうかなんてわかりません。厳しいプロの世界の中で、婚礼の受付や披露宴でのサービス、ホテル内の和食レストランのサービスなど、異なる3つの仕事を体験したことで、技術面も精神面もとても鍛えられました。また校内の料飲実習では、チームワークの大切さも身を持って体感。サービスやブライダルの仕事は、たくさんのスタッフがいてこそ成り立ちます。互いに協力し合わないとうまく進まないことを学生時代に学べたことは、今の仕事においてもすごく役立っています。
La-vie pure 表参道店 勤務/昼間部国際ホテル学科 ブライダル科/2019年3月卒/入職後はプランナーの仕事に就いた後、表参道店に異動しドレススタイリストに。村井さんは社会人になってからとてもポジティブ思考になったと語る。「もともと私はネガティブな性格で、入社直後は失敗して落ち込む毎日でした。自分の不器用さを痛感し、よくめそめそしていたのですが、そんな私を変えてくれたのが同期の存在。失敗しても顔に出さず前向きに仕事に取り組む同期の仲間を見るうちに、私も変わらなければ!と思えるようになったんです。今では『苦手を無理に克服するよりも得意を伸ばそう』が私のモットーに。仕事もますます楽しくなりました」。