東亜合成は、化学薬品の製造や新技術、新製品の開発を行っている会社です。私はプラントオペレーターとして工場の操業管理、設備の改善や修理を行っています。この職種に就きたいと思ったのは、大学3年生の終わり頃。就職先を決めた理由は、業績が安定していたことと、交代勤務で年間休日が多かったためです。4直2交代制という勤務で年間休日が約半年ほどの日数になることに魅力を感じました。この仕事にやりがいを感じるのは、自分が運転開始操作をしてスタートした工場が安定して操業し、製造しているのを確認する時です。製品が正確かつ安全に生産されるように、日々工場全体を見守っています。
仕事中は「技術の向上・修練」を日ごろから意識しています。自動化されているラインもありますが、人の手が必要になるところが多々あり、感覚的な作業もあるため、先輩方にどう対応すればうまくいくのかを質問して教えていただき、実際に自分で実行することを心がけています。この業界で求められる人物像は、根気強く続けていける人や、だれにでも臆せず話しかけていける人物です。わからないことは一人で悩まないで素直に先輩に聞けばアドバイスをくれると思います。現在は、今後入ってくる後輩を指導して職場の技術などを教えられるように、先輩方にいろいろ教えていただいています。
愛知工科大学は、高校の先生から紹介され調べたところ、学科で学べることが自分のやりたかったことと近かったので入学を決めました。入学後は初めて学ぶことが多かったため、基礎をしっかり身につけようと頑張りました。中でもプログラミングの講義の内容が面白かったので個人でもプログラミングの勉強に力をいれました。学生時代にプログラミングや電気系のことを学べたので、今の仕事でも行かせる部分や理解できる部分が多く、とても役立っています。電気や機械、プログラミングの基礎を学べるので、そこから自分に合った職を探すことができるのが愛知工科大学の良さだと就職して改めて感じています。
東亞合成株式会社 名古屋工場勤務/工学部 電子ロボット工学科/2019年3月卒/愛知工科大学は、特定の分野に特化した学生が多くわからないことや興味深いことを教えてもらっていたそう。高校生に向けてのアドバイスは、「一度気になる業界や職種のインターンシップに参加して、どういったことをしているのか実際に見てみることが重要です」と。腰高さんは、最初はプログラミング系の職を探していて、自分には合わないと感じたため他の業界や職種を探し、今の会社に決めたそう。「自分が得意でかつ、やっていて楽しいと思えることをしている企業を見つけることが重要だと思います」と語る。