学校を卒業後、道内にある犬の訓練所に就職し、犬の行動や性格、訓練方法などについて、5年間働きながら勉強を重ねました。2022年秋に故郷の北見市内にドッグスクール「Dice Dog School」を開業。今は訓練士として、飼い主さんがワンちゃんと快適な暮らしを送れるように生活スタイルに合わせたドッグトレーニングを行っています。もともと小さい頃から福祉関係や犬のしつけに興味を持っていましたが、学生時代に「セラピードッグ」の存在を知り、この分野について深く勉強したいと考えるようになりました。飼い主さんや介護施設の利用者さんと関わる機会も多いため、コミュニケーション能力が求められる仕事だと思います。
この学校を志望したのは、動物福祉やトリミング、しつけや訓練など幅広い分野を学べることに魅力を感じたからです。実際に学生時代には学科を超えてさまざまな授業を受講することで、将来への視野を広げることができました。また就職に強いという点も決め手になりましたね。特に道内各地にあるペット関係のお店とのつながりが強く、例えば授業の中でペット用品メーカーの担当者の方から直接商品について教えてもらえたこともありました。こうした1つひとつの経験が、今の仕事にすごく役に立っていると感じています。
今後はこのドッグスクールの運営を通して、ペットに関する困りごとを抱えた方を1人でも多く手助けできたらと考えています。同時にこの地方全体の犬のしつけに対しての知識や理解の向上、服従訓練の大切さやドッグスポーツへの認知度などをさらに広げていきたいですね。今から訓練士を目指す方、もしくは他の仕事を目指す方も、札幌どうぶつ専門学校での幅広い分野の学びを通して、ぜひ自分がなりたい職業を見つけたり、志望する仕事で活躍するための実践的な知識を身に付けてもらいたいと思います。
Dice Dog School 経営/動物福祉学科(旧ペットライフ学科 2022年名称変更) 卒/2017年卒