乳幼児とその保護者の食生活支援について活動・研究をしています。都内の病院で乳幼児健診の栄養相談や、発達がゆっくりな子どもの外来で栄養相談も担当しています。他にも保育所や幼稚園で先生方と一緒に子どもたちの食育を行ったり、保護者の方へ向けた食育の講演など様々な活動を行いながら、研究をしています。乳幼児期は特に食生活の変化が大きく保護者が悩む時期であり、食事が子育ての最初のつまずきになることも多く、特に支援が必要な学問であると考えます。また「食生活」が身近なテーマであるが故に誤った情報が発信されていることも少なくありません。正しい情報、知識を得るため常に知識のアップデートが必要な学問です。また、子どもから学ぶことが沢山あり、乳幼児の斬新な発言や発想に触れられることはこの学問の面白さでもあります。
祓川先生は教科書だけの学びではなく、実際に経験することを大切にした授業を行います。学生が離乳食・幼児食を調理、試食をしたり、ボランティアとして地域の子どもたちへ向けた食育のカルタや絵本を制作して、実践しています。実際に子どもたちと触れ合いながら学ぶことで、より実践的な経験を得ることができ、学生自身の学びが深まり、やる気の向上にもつながっています。
まずは自分自身が食を楽しんでください。聖徳大学は色んな専門家が揃っています。選択肢が広いということです。その中で「子どもが好き」「食べることが好き」という気持ちがあれば、一緒に食育を学んでみませんか。
日本女子大学大学院人間生活学研究科博士課程修了。博士(学術)。2013年聖徳大学児童学科講師、2017年より現職。都内クリニックにて、管理栄養士として、乳幼児健診の栄養相談、発達外来、産婦人科での栄養相談も担当。
乳幼児およびその保護者の食育や食生活支援の研究を行っている。