現在取り組んでいるのは、スポーツの現場で使えるリアルな英語や知識を備え、アウトプットできる人材の育成。私は子どもの頃から日本のアニメやエンターテインメントなどに興味があり、10年前に旅行で日本を訪れた時には様々な文化に魅了されました。2012年に再来日。全国各地でALTや英語教師として勤務した後、2021年4月から本校教員となり、実践的な英語教育に携わっています。授業では、野球、サッカー、テニス、ゴルフ、ラグビーなど多岐にわたる競技について、オリジナルの英語教材を使って学びます。大切にしているのは、各競技の歴史や特徴といったアウトラインを把握してもらうこと。競技の全体像がわかれば、細かい学習も理解しやすく、「スポーツリーディング」や「スポーツ実況」といった他の授業の学びにも有機的につなげられます。
「スポーツ実況」の授業では、試合映像や解説コメント、選手インタビューなどを教材にたくさんの言葉を聴きながらディクテーション(書き取り)し、内容を把握します。「プレゼンテーション」では、「どの場面が一番良かったか」「ベストプレーヤーは誰か」など、試合を分析しながら理由とともに発表する機会も。また、スポーツ関連以外の授業も担当しています。アメリカの生活英語を通して文化背景を知る「多文化コミュニケーション」では、ショッピング、キャンプ、銀行など、身近なシーンでのリアルな英語表現を教えています。
どんなことに取り組むにしても、大切なのはベストを尽くして、あきらめないこと。Keep practicing until you get it.(できるようになるまで努力し続けること)。そうすれば、やりたいことが叶えられます。
専門:スポーツ実況(リスニング)/スポーツリーディング/スポーツ英語/多文化コミュニケーション/プレゼンテーション。アメリカ・メリーランド州出身。メリーランド大学では運動学を学び、学位を取得。来日後は社会人アメリカンフットボールリーグの「福岡サンズ」の選手として1年間活躍。現在は教員として学生の英語学習の指導を行いながら、オーストラリアンフットボール「大阪ディンゴ」の現役選手としても活躍中。