航空機を安全に飛行させる為には、不具合のない健全な航空機の状態を維持しなければなりません。そのために航空整備士は点検修理を行い不具合箇所を修理していきます。小型機の整備においては機体全体のシステムを知っていなければ不具合のない航空機にする整備を行うことが出来ません。ハードルの高い難しい職業と捉えがちになりますが、入学当初は一つ一つの装置を別々に学んでいきます。最終的にはこれらの装置の役割をリンクさせ、一機の航空機として全体が見え、理解している、このような航空整備士、航空技術者の育成を目指し取り組んでいます。
航空整備作業に必要となる基本技術作業を担当。暗記ではなく、なぜそのような事象が起きるのか、またなぜそのような対処をするのかをストーリー性を持たせた授業を展開します。また、10名以上のグループで実習を行っており、手元を見せたい説明を行う際、手元が見えないような離れた所にいる学生にも見えるように、部品を巨大化させた模擬部品を製作し、その部品を用いて説明することでグループ全体の理解が深まる様に工夫されています。
航空機整備は最先端の機器を取り扱い、その仕事の責任も大きいですが、その分やりがいがあり、また日々進歩する機材に触れることができる仕事です。
専門:技術実習・飛行機実習
2000年3月 日本航空専門学校 航空整備科卒業、2000年4月 日本航空専門学校 航空整備科に着任。学生時代は北海道千歳市近辺の自然が豊かな場所に住んでいて、放課後は友人と近くの川で釣りをして過ごしていたそう。好きな科目は基本技術実習で、「子どもの頃からものをつくるのが好きだった経験が、今の様々な工具を使用して物を作ったり、修理するという授業展開に繋がっています」と岩田先生。