介護福祉士として、日ごろから寄り添うことは何よりも大切なことです。それは授業でも変わりません。日ごろから学生と小さな会話を続けることを意識しながら、傾聴をよくしています。授業の中でもただ伝えるのではなく、「目的は何か」「何を学んでいるのか」「何のために学んでいるのか」を学生と確認しながら進行しています。また、自分自身は教える立場として知識を大切にしています。本校では学校長をはじめ、まわりの先生方が大学院に通い知識を得続ける姿に刺激を受けて、私自身も今年から大学院に通い始めました。健康や職場環境の向上が、どのように介護サービスの質に繋がっているのかを研究しています。本校で教える立場になってまだ3年目ですが、一緒に学び、介護福祉士を目指しましょう。
専門学校新国際福祉カレッジでは、大学でも教える教員と、江里先生をはじめとする専任教員が協力し、寄り添う教育を大切にしている。「自主性のある介護職員を育てたい」と語る江里先生は、授業のはじめに今日の学びと将来の仕事を結びつけて説明をし、演習でも自分自身で気づく力を大切に、学生同士で動画を撮影させ、身体の動きを振り返ってもらっている。また福祉・介護は社会性が必要とされる仕事でもあるため、挨拶のタイミングなどのソーシャルスキルを一つひとつ丁寧に身につけさせている。
福祉・介護分野は、生活を支える仕事です。人との関わり、コミュニケーション力が求められる分、人間的にも成長が望める仕事です。ぜひ進路のひとつとして考えてみてください。お会いできる日を楽しみにしています。
淑徳大学在学中に社会福祉士の資格を取得。卒業後は特別養護老人ホームに勤務して介護の現場の楽しさに目覚め、働きながら介護福祉士の資格を取得。その他に重度訪問介護やデイサービスでもキャリアを積む。学生時代から教える立場にも興味があり、2020年から専門学校新国際福祉カレッジにて後進の育成に携わる。高校・大学と体育会の野球部で、現在でも定期的にリーグ戦に出場している。