PAエンジニアは、コンサートやイベント、舞台、ライブなどに不可欠な「音」を、音響機器を使ってバランスを整え、クリアに聞こえるように調整するという大切な役割を担っています。さらに、機材の運搬からセッティング、事前打ち合わせなど、PAエンジニアの仕事は多岐にわたります。僕が指導するうえで大切にしていることは、とにかく経験すること。もちろん、機材の扱い方などは基本から指導しますが、機材の運搬も打ち合わせも現場で求められる大切な仕事です。一つひとつの仕事を経験しながら学ばせてあげることで、みなさんが説明書を見なくてもスマートフォンを使えるのと同じように、考えなくても音響機器が使えたり、どんな現場でもすぐに役割を理解して動けるようにしてあげたいと思って日々、指導にあたっています。
福本先生の授業は、プロのコンサートやイベントでも使用される最新の音響卓や機材を使って実践しながら学んでいく。そして、先生自身がPAを担当するイベントを始め、学外で開催されるイベントの見学やサポートスタッフをしながら「音」の感覚やセッティング、本番での音響の調整技術を身につけていくのが特長だ。「実際の現場でプロの技術を目の当たりにすることで、感性と技術が養われる」とのこと。「就職したら大変なときも訪れる。学生のうちはとにかく楽しむことが大事。楽しみながら覚えていってくれれば良い」と話してくれました。
心から好きだと言える、本気で打ち込めることを仕事にできたら楽しいですよね。みなさんにはそういう未来を生きてほしい。それがPAであれば任せてください。私たちが全力であなたをサポートします。
専門:PA
株式会社TOP GEAR代表取締役でもある福本先生。全国各地のコンサートやイベントのPAとして忙しい毎日を送っている。講師を務めるESPエンタテインメント大阪の特長を尋ねると「とにかくイベントに参加できる機会が多い。現場を体感しながら学ぶのが成長の近道です」と答えてくれた。「あるイベントでスタッフが教え子やESPの卒業生ばかりのことがありました。講師をしていて良かったと思える瞬間でした」。