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私立大学/神奈川

ヨコハマヤッカダイガク

こんな先生・教授から学べます

「環境に優しい有機化学」を目指し、研究を行う先生

化学/医薬品化学
薬学部 漢方薬学科
奥野 義規先生
先生の取組み内容

「化学工業」と聞くと、石油や石炭を使い、環境によくないと思われがちではないでしょうか。しかし、近年は持続成長可能な化学工業のあり方を提言する「グリーンサスティナブルケミストリー」という概念が注目を集めています。こうした流れの中、私が取り組んでいるのが「フロー反応」という 次世代の製造プロセスです。フロー反応とは数マイクロ程度の細いチューブを通して反応させる手法で、私はさまざまな触媒を付加したパウダー状の不織布を合成し、チューブ内に詰めることで新しいフロー反応を開発しています。この手法を発展させることにより、これまで工場で行っていた大量生産を実験台で行うことも可能になり、省資源・省スペースの観点からメリットが期待されているんですよ。

「フロー反応」を活用することで、将来は薬をオンデマンドで作るといったことも可能になるかもしれません

授業・ゼミの雰囲気

実験は上手くいかないことの方が多いもの。だからこそ「ユニークさ」を忘れない雰囲気作りを大切に

教養知識としての「化学」と、3年次からの「医薬品化学」の授業を担当している奥野先生。「医薬品化学」では服用した薬が体内でどう反応し、効果をもたらすのかを学んでいきます。また、卒業研究においては、学生が考えたことを大切に見守るのが先生のスタイル。うまくいくか?よりも、「自分で考えたものを自分の力で試す」ことを大切に、学生の研究を見守っています。「研究とは誰もやったことないことを発見し、証明すること」と語る奥野先生。未知なる事象の発見や問題解決を通して、常に考えることを学んでほしいと願っています。

「患者さんに接する薬剤師はサービス業」という考えで、コミュニケーション力を磨くことも大切にしている

キミへのメッセージ

製薬企業や公務員など、薬学の知識を生かせる職業はたくさんあります!

高校時代、「医者は目の前の患者を救うことができる。しかし、薬は一日に数億人の患者の命を救うことができる」という言葉に心を動かされ、薬学部を目指しました。高校生の皆さん、薬学を通して夢を探しませんか。

小学校から社会人チームまでバスケに打ち込み、現在は休日にサーフィンを楽しむというスポーツマンの一面も

奥野 義規先生

第一薬科大学薬剤学科卒業後、熊本大学大学院を経て現職に至る。国立大学法人熊本大学大学院薬学教育部 博士(薬科学)学位を取得(乙博薬科第3号)。専門は薬学(有機化学分野)。指導する学生達には「人からモテる人間になる、すなわち一緒に仕事をしたいと思われる魅力のある人間になってほしいと考えています」と語る。「言われたことをやるだけでなく、自発的に動ける人を育てていきたいですね」。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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