理容師となるための「はじめの一歩」を教えています。正しい名称、道具の取り扱いを知らなければ大きな事故を起こしてしまうこともあるので、まずはしっかりと基礎知識を学ぶことが重要。ポケットにカミソリを入れたときに怪我をしたり、薬剤やアイロン、スチームタオルでお客様をヤケドさせてしまったりと、具体的な事例を挙げていくと学生はハッとした表情を浮かべますが、あえて記憶に残るような話をすることで、お客様だけでなく自分の安全を守って欲しいと思っています。また、髪の毛の構造を教えるときには、「海苔巻き」に例えることも。具は髪の芯、ご飯はたんぱく質、海苔はキューティクルといった具合に、わかりやすい例を頭に入れておくことで、国家試験対策になるだけでなく、現場に出たときにお客様に説明できる力が身につくのです。
学生の記憶に残るよう、様々なエピソードを交えながら教えている中台先生。海外サロンで働いた経験や新人教育、幹部育成など、幅広い経験を持っており、エピソードには事欠かない。例えば日本人の理容師が外国でも活躍できる理由について、「外国人の頭の形は日本人に比べて凹凸がなくスムースなことが多い。だから、横幅が狭かったり、絶壁だったりする日本人の頭で訓練を積んでおけば、自然と技術が身につく」など、興味深いエピソードも披露する。「現場に出たときにイメージしやすいように、経験を直に伝えています」と語ってくれた。
手に職をつけたい。人を綺麗にして喜んでもらいたい。カッコイイ、カワイイスタイルが好き。みなさん様々なきっかけがあると思います。まずはオープンキャンパスに来てください!サロンの見学もできます!
専門:理容師指導
中央理容専門学校を卒業後、東京都内の理容店に勤務。海外への語学留学の際には、海外サロンでの勤務も経験。その後、東京ベイカレッジの母体であるCEPホールディングスに入社。店舗をまわり、サロンワークをしながら、新人教育などのスタッフ育成を担当する。「これまでの経験を生かし、学生には将来の道しるべを立ててあげたいと思います」