子どもが自由に
遊びを創造できる
“知育遊具”を研究
しています
デザイン学部
酒井 正 教授
東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻課程修了。専門は「遊具」「玩具」「立体デザイン」「空間デザイン」。
これまでにない大きさの
“知育遊具”に挑戦。
私の研究では、様々な素材を使った立体造形やプロダクト製作に取り組んでいます。なかでも現在力を入れているのは「知育玩具」。子どもが成長する過程で“遊び”は非常に大きな役割を持ちます。子どもは遊びのなかで、楽しい時間の作り方を発見していくということが重要で、クリエィティブな発想は、身体と頭を同時に使う遊びのなかで育まれるものが多いと感じています。
私がデザインしているのは、これまでにあまり例のない大型の知育玩具。それらを“知育遊具”と名付けています。雨の日など、十分に外遊びができない時でも安全性があり、頭を使いながら、身体全体を使える遊具ができないかと考えて、プロダクトをつくってみました。
医療分野やICT分野とも
連携できるのがデザインの面白さ。
知育遊具に関しては、本学の医療保健学部の先生と話している中で、リハビリテーションに使えるかもしれないという意見があり、共同研究ができればという話が出てきています。そして保育園や幼稚園など、子どもが集まる場所に知育遊具を置いたらどんな反応を示すのか、どんなふうに遊んでくれるのかを調べています。
さらに、「ICTを取り入れた持続可能な社会を実現するための工業デザイン提案」というテーマで、2030年に実現するICTを取り入れた工業デザインのアイデアを学生が提案する試みも進行中です。デザインはインプットが大切です。色々なところへ行って、見たり、触ったり、実際に自分の目と耳、匂いや味など五感を使って質の高いインプットをぜひたくさんしてください。
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