臨床検査技師として
働く自分をリアルに
想像してもらえるように。
医療保健学部 臨床検査学科
廣田 雅子 准教授
信州大学大学院医学研究科博士課程修了、信州大学医学部附属病院主任臨床検査技師
専門分野は「血液検査学」「免疫検査学」
化学が好きで白衣に憧れた
高校時代。
私が臨床検査技師を目指したのは高校生の時。化学好きで白衣への憧れがあったという理由からでした。医療分野は将来的にも絶対になくならないだろうと思いましたし、幼い頃、祖母に看護師になることを勧められたこともあって、なんとなく医療系というイメージができていたのだと思います。大学を卒業後は、母校の附属病院の検査部に就職。実はそこが非常に研究熱心なところで、みなさん仕事が終わった後に研究をしたり論文を書いたりするのが当たり前という環境でした。研究自体は大変ではありますが、実験がうまくいったときは、疲れが吹き飛ぶほどのやりがいや達成感があります。学会発表ではみんなで1つのことを達成する喜びが味わえますし、それが私が研究を続けるモチベーションになっています。
自分の臨床経験を
臨床検査技師の成長ために。
現在は血液検査学や免疫検査学を専門としていて、他大学や企業との共同研究を進めているところです。そのうちの一つが臨床検査技師を目指している学生や現場で働いている臨床検査技師を対象としたeラーニングシステム。臨床検査の現場では、血液の異常を調べる検査が行われますが、機械が分類できない細胞は必ず人間が目で見て確認をします。ところが小さな病院の場合、白血病の患者さんはそうそう来ないため、そういう環境で働く臨床検査技師は、症例を知る、つまりこの症例ではこういう細胞が出るということを学ぶ機会がありません。それによって白血病を見落としてしまっては大変です。私の研究や経験を、これからを担う臨床検査技師の成長のために活かしていけたらと思っています。
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