人が面白いと感じ、
遊び続けたいと思う
ゲームとは?
メディア学部 メディア学科
安原 広和 特任准教授
東京理科大学工学部卒業
専門分野は「ヒューマンインタフェース」「インタラクション」「認知科学」他
遊び続けたいと思われる
ゲームには理由がある。
ゲームデザイナーの仕事は、ヒトが面白いと感じるものをルールのあるゲームに落とし込んで、飽きないように、繰り返し遊んでもらえるように設計・デザインすることです。人が面白いと感じ、遊び続けたいと思うゲームには共通点があります。その共通点とは一言でいえば“学び”です。例えば、ゲームが上達して思うようにジャンプができたらコインに届いたり、すごい技を決めたときはボーナススコアが上がったりと、“ご褒美”が手に入ります。プレーヤーは知らず知らずのうちにゲーム内で何かを達成するたびにスキルを得て、学び成長しているのです。プレーヤーは次々と出されるチャレンジを伴う要求に応え、それができるようになると褒められて“学び”続けていきます。気づいたら夢中にさせられている。そんな体験を仕掛けていくのがゲームデザイナーの仕事です。
日本のゲームを
世界で再び輝かせよう。
ゲーム業界には、あるゲームが流行したら、それと似たようなものをつくる会社がたくさん出る傾向があります。ですがお金のことばかり考えて他のゲームのマネばかり繰り返していると、ゲームの本質を忘れてしまうことになります。「なぜこのゲームは売れたのか」「面白いとは何か」ということを考えないまま流されているだけだからです。逆にゲームデザインの本質的なことを知っている人はずっと最前線で活躍できます。なぜなら基礎的な素養や理論、教養を持っていれば、深いところまで掘り下げて考え、デザインすることができるからです。だからこそ、みなさんにはゲームづくりの基礎となる部分を大学で学んでもらいたいと思っています。みなさんならきっと、かつて世界を席巻した日本のゲーム産業を再び輝かせることができるに違いありません。
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