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東北大学、核スピン共鳴プローブ顕微鏡の開発に成功
2018/7/13
【発表のポイント】
・ミクロスコピックに量子状態を映し出すMRI(核磁気共鳴イメージング)を可能にする「核スピン共鳴プローブ顕微鏡」の開発に成功。
・開発した核スピン共鳴プローブ顕微鏡を量子ホール系応用することで、スピン状態をミクロスコピックに映し出すことに成功。
・半導体など量子構造中にある原子核スピンの共鳴信号をミクロスコピックにとらえる手段がないという従来の課題をクリア。
・様々な量子構造のMRI診断を実現することで、様々な量子状態の解明やスピントロニクス分野の促進に貢献することが期待される。
【概要】
東北大学大学院理学研究科の橋本克之助教、冨松透助教、佐藤健技術職員、平山祥郎教授は、走査プローブ顕微鏡に(注5)核スピン共鳴技術を組み合わせた「核スピン共鳴プローブ顕微鏡」を開発し、髪の毛の細さの1万分の1の厚み、10分の1以下の幅に存在するスピン状態のMRI(核磁気共鳴イメージング)に成功した。
この研究成果は、量子構造における電子・原子核スピンの分布を明瞭に映し出す新しい技術を提供するもので、様々な量子状態の解明や、スピントロニクスデバイスのMRI診断への応用が期待される。
■詳細リンク先(http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/06/press20180607-kakuspin.html)
・ミクロスコピックに量子状態を映し出すMRI(核磁気共鳴イメージング)を可能にする「核スピン共鳴プローブ顕微鏡」の開発に成功。
・開発した核スピン共鳴プローブ顕微鏡を量子ホール系応用することで、スピン状態をミクロスコピックに映し出すことに成功。
・半導体など量子構造中にある原子核スピンの共鳴信号をミクロスコピックにとらえる手段がないという従来の課題をクリア。
・様々な量子構造のMRI診断を実現することで、様々な量子状態の解明やスピントロニクス分野の促進に貢献することが期待される。
【概要】
東北大学大学院理学研究科の橋本克之助教、冨松透助教、佐藤健技術職員、平山祥郎教授は、走査プローブ顕微鏡に(注5)核スピン共鳴技術を組み合わせた「核スピン共鳴プローブ顕微鏡」を開発し、髪の毛の細さの1万分の1の厚み、10分の1以下の幅に存在するスピン状態のMRI(核磁気共鳴イメージング)に成功した。
この研究成果は、量子構造における電子・原子核スピンの分布を明瞭に映し出す新しい技術を提供するもので、様々な量子状態の解明や、スピントロニクスデバイスのMRI診断への応用が期待される。
■詳細リンク先(http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/06/press20180607-kakuspin.html)