
私の研究分野は「教育×ICT」です。最初は「難しそう」と感じる学生が多いかもしれませんが、私自身が長く関わってきた分野だからこそ、特別な魅力を感じています。インターネットは “the Internet” と表現されるように、世界に「たったひとつ」しかありません。だからこそ、「みんなでひとつのものを支える」という姿勢は非常に面白く、協調の精神が技術と結びついている点がこの分野の大きな魅力です。予備知識がなくても「分かる」「面白い」と感じられるように。授業では、まず手を動かし、失敗しながら考えることを重視しています。さらに、他大学や企業と連携したイベントでは、実際の現場でネットワークを構築・運用。仲間と協力し、一つのネットワークを作り上げる経験は、「自分にもできる」という自信につながります。

3年生後期からゼミがスタート。卒業研究に向けて、情報分野の基礎知識や開発スキルを身につけます
ICTの面白さを体感するには、活用のイメージを持つことが大切です。例えば、「学生一人ひとりの進捗が見えにくい」「人前で質問しづらい」という悩みを解消するため、プログラミングの演習授業では、ゼミの学生が実際に開発した“学習を支援するWebアプリ”を導入しています。このアプリは自分の進み具合を気軽に共有したり、匿名で質問したりできます。教員だけでなく学生同士が教え合える仕組みが、安心して学べる雰囲気を生み出します。身近な問題に取り組み、誰かの役に立つというICTの面白さを体感できる授業です。

ゼミの学生が開発した「演習授業を支援するWebアプリ」。身近な問題をテーマにアプリを開発しています
情報学は難しそうと思いがちですが、理系でなくても目指せる分野です。ものづくりや教育、医療など多方面と結びつき、社会の問題を解決。情報の世界には「学ぶ楽しさ」と「どんな分野にも広がる可能性」があります。

ひとつのネットワークをみんなでつなぎ、守り、支える。その楽しさを体感できるような授業を心がけています
2008年より九州産業大学情報科学部にて実習助手、助手、助教、講師を歴任し、2020年から現職。高校時代は文系出身で、家業のカタログやWeb制作を手伝った経験をきっかけに情報分野へ関心を持つ。学生時代はイベント企画やWeb制作などにも積極的に取り組み、塾講師の経験から教育への関心を深めた。現在は、学生に寄り添いながら、学ぶ楽しさと実践力を育てる教育を大切にしている。
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