
世界のゲーム市場は拡大を続け、モバイルやXRなどの多様なプラットフォーム、クラウドやAIなどの技術革新により、新たな表現や価値が次々と生まれています。一方で、プレイヤーとして楽しむのとは対照的に、制作者の視点でゲームを完成させることは簡単ではありません。「CGプログラミング演習1」では、ゲームエンジンの開発技術を学ぶだけでなく、既存ゲームの調査・分析から企画立案、チームでの開発・発表までを一貫して実践。“魅力あるゲームコンテンツの創出”を通して、ゲーム市場で戦えるクリエイターに必要な企画力・技術力・表現力・チームワークを総合的に育成します。さらに、「なぜ評価されるのか」「どこに独自性があるのか」を多角的に探る思考力を養い、ICT領域でも応用できる実践的な力と柔軟な発想力を身につけます。

ディレクター・プログラマー・デザイナーが連携し、試行錯誤を重ねながらゲームの完成度を高めていきます
授業では、単に“好きなゲームを作る”のではなく、社会に求められる魅力的なゲームを企画・実現するプロセスを大切にしています。まず、高品質なグラフィック性能を持つゲームエンジン「Unreal Engine 5」で基礎技術を習得。次に、既存の高品質なゲームや受賞作品を調査・分析し、「なぜ評価されるのか」「どんな独自性があるか」を考察します。こうしたプロセスを踏まえ、学生全員が一本のゲーム企画を立案。思いつきではなく、社会的な評価軸を意識した企画づくりを通して、発想力と分析力を同時に高めていきます。

工藤准教授と学生3名がゲームエンジンを用いて共同制作したデジタル花火作品「FIRE-net-WORKS」
グループ開発では、各自が考えた企画の中から最も魅力的なものを選び、役割を分担してゲーム制作を進めます。ディレクターは進行管理と意思決定を担い、プログラマーは動作制御やシステム構築、デザイナーはキャラクターや背景、UI制作を担当。「Unreal Engine 5」の高品質な環境を活用して、イメージする世界観を作り込んでいきます。完成後はプレゼンテーションを行い、学生同士で“クオリティ”と“新規性”を軸に評価。制作を通してコミュニケーション力や問題解決力を高め、プロの現場で即戦力となる創造的な実践力も育みます。

ヒット作を数多く生み出すゲームエンジン「Unreal Engine 5」を駆使して、実践的なゲーム開発に挑戦
ゲーム制作は好きが強みになる世界。数学やアルゴリズムが好きならプログラマー、絵やCGが得意ならデザイナー、人をまとめるのが得意ならディレクターとして活躍できます。自分の特性を把握して力を発揮しましょう。

「CGプログラミング演習1」を担当する工藤准教授
工藤 達郎准教授/人の動きや光をリアルタイムに計測し、3DCGへ反映するVRフォトスタジオシステムを構築し、九州大学大学院 芸術工学府博士後期課程を修了(芸術工学博士号)。2013年頃から人体や実物の動きをリアルタイムに連動させたXR作品やプロジェクションマッピング作品を制作・発表。これまでに福岡県文化賞やAsia Digital Art Award、ACM SIGGRAPH Asiaなど多数の受賞歴を誇る。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。


