
団地の再生によって、地域も生まれ変わります
URが提供する住宅棟の改修・修繕事業に携わった後、現在は団地の再生事業を担当しています。老朽化した住宅棟や集会所の取り壊しから建て替えまでを、外部の設計コンサルティング会社やゼネコンと協力しながら進めています。建て替えのコンセプトや要件の洗い出し、事務作業、設計や工事の発注、工事現場での進捗確認、スケジュールやコストの管理など、業務は多岐にわたります。工事完了後に自治会の方などに説明する機会もあるのですが、「みんなが集まりやすい、いい空間になった」「以前は暗かった場所が明るくなって安心した」といった声をいただくととても嬉しく、人々の暮らしや営みを支える仕事のやりがいを実感します。
高校時代から文化財など古い日本建築の保存や再生に興味がありました。高校の先生に相談したところ、勧められたのが工学院大学の建築学部だったんです。学生時代はインドネシアやカンボジアで住宅支援ボランティアに携わり、災害や貧困によって住む場所を失った人たちに住宅を提供する活動を行いました。その経験から、日本のハウジング事情についても関心を持つようになり、その歴史や現状について調べてみました。そうして出会ったのが、URの存在です。URは太平洋戦争後の混乱期から住宅供給を担い、現在は住宅セーフティネットの役割も担っていることを知り、私も賃貸住宅事業を通して地域や社会に貢献したいと思い、入社を決めました。

現在私が担当している建物です
建造物の保存・再生が専門の先生のもと、近代建築の保存・利活用などについて学びました。ゼミ活動では、廃線になった古い駅舎のリノベーションに取り組みました。URは古い建物のリノベーション案件も多いので、学んだ知識が活かせますし、チームでの協働や行政とやりとりした経験は、さまざまな人と協力しながら仕事を進める今の業務に役立っています。ボランティアやインターンシップなど、大学外の活動にも積極的に参加。東南アジアでの住宅支援ボランティアのほか、設計事務所でのインターンシップや他大学の空き家活用プロジェクトなどで養われたコミュニケーション能力やフットワークの軽さは、就職活動でのアピールにも繋がりました。

大学時代、住宅支援ボランティアで海外で活動しました

独立行政法人 都市再生機構 東日本賃貸住宅本部 技術監理部 勤務/建築学部 建築デザイン学科/2021年3月卒/「工学院大学は、授業の質や学生の学びへの姿勢など、環境がとても良く、学びたかったことを深く学べたことに、とても満足しています」と学生時代を振り返る工藤さん。持ち前の積極性は仕事にも活かされている。「入社以降は技術系の2部門を経験してきたので、今後は事業計画や都市計画など、プロジェクトの上流部分にも携わってみたいです。また、仕事の質の向上や業務上の信頼を得るために、一級建築士の資格取得に向けて勉強中。これからも仕事を通して自己研鑽を積み、キャリアアップしていきたいです」(工藤さん)。
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