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国立音楽大学、KORGの新しいシンセサイザー“NAUTILUS”開発に全面協力
2020/12/24
国立音楽大学は、KORGの新しいシンセサイザー“NAUTILUS”の開発に全面協力した。



国立音楽大学は、電子ピアノやシンセサイザーなどの電子楽器を製作する株式会社コルグと共同でサウンド・ライブラリーを開発してきた。国立音楽大学が全面的に協力を行ったプリペアド・ピアノ、ファウンド・パーカッション、フォルテピアノの音源を搭載した「NAUTILUS」が2020年11月下旬に発売された。



国立音楽大学とコルグの関係は、2009年よりインターンシップとして国立音楽大学の学生を受け入れていただいたのを機に始まった。インターンシップ時には、音素材の録音や編集の実習を行い、その成果はコルグの開発・販売戦略に沿って、その都度部分的に製品に搭載されてきた。



国立音楽大学は、演奏・創作学科の中に作曲専修、コンピュータ音楽専修を擁し、授業や演奏会を通して先進的研究・教育を行っている。また、古今東西の楽器を収集、研究を行う「楽器学資料館」では、その研究成果をレクチャーコンサートや授業の一環として教育に還元し、世界のさまざまな地域、時代の楽器に触れ、演奏の幅、知見を広げる場として学生、教員が活用している。



ジョン・ケージ(1912-1992)が考案した「プリペアド・ピアノ」の録音に関して協力の提案があり、共同開発がスタートした。学生にとって製品開発のプロセスを学ぶことのできる大変良い機会であること、また、国立音楽大学にはピアノの特殊奏法や内部奏法といったプリペアド・ピアノ演奏をはじめとする近現代作品演奏の第一人者である教授の井上郷子をはじめ、コンピュータ音楽専修准教授の今井慎太郎などによる専門的知見や、楽器、スタジオなどの優れた環境を有し、製品開発を通して国立音楽大学の研究教育活動を社会に還元できることなどから、演奏、録音といった面で全面的に協力を行ってきた。



また、同様に国立音楽大学卒業生として専門的に活動する演奏家との連携により国立音楽大学所有楽器を使用し「ファウンド・パーカッション」「フォルテピアノ」の録音も実現した。



国立音楽大学とコルグの繋がりは深く、非常にクリエイティブな協力関係を築いてきた。「専門家の知識と技術、国立音楽大学の持つ高度な録音環境/設備無くして収録は不可能だった」とのコルグからの賛辞に甘んじることなく、国立音楽大学はこれからも、新たな音、歴史的楽器の探求など、さまざまな取り組みを通し、世界の音楽文化の発展に寄与していく。





詳細リンク先(https://www.kunitachi.ac.jp/NEWS/introduction/20201119.html)
国立音楽大学(私立大学/東京)
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