
どんな分野にも、AIが瞬時に答えを出してくれる時代になりましたが、「実はAIのミスは意外と多い」という話を聞いたことはありませんか?それは数学も例外ではなく、よく検証してみると、もっともらしく誤った内容を返してくることも少なくありません。そこで必要になるのが「検証力」。例えば科学技術の文章の検証には、さまざまなデータを探してAIの間違いを見つける必要があり、多くの手間がかかります。でも数学は、人が正しい数学の性質を把握してさえいれば、意外と簡単にAIのミスを指摘することができるのです。これからは人とAIが協働しながら、正しい答えをスムーズに導き出すことで、いろいろな作業・仕事の効率化を図る時代です。だからこそ、正しく数学を理解して、「検証力」を身につけることが大切だと考えています。

例えば積み木を組み合わせるにも、パターンが複数存在します。数学の理論はこんな身近なところにも!
ゼミでは、数学に関する図書を用いて、その内容を正しく検証・理解し発表します。最初は小川原助教が前に立って説明する機会も設けていますが、回を重ねるごとに「聞き役」になる時間を増やし、学生が理解していない、あるいは説明不足な点を指摘しながら、検証力やプレゼン力を養います。大学数学は高度で難しいイメージがありますが、すべてのベースとなるのは高校の教科書で学んだ知識。受験勉強で解いた問題ではなく、教科書をしっかりと理解しておくことが、大学での学びに繋がり、数学の面白さと検証のやりがいをより実感できます。

学生は大きなホワイトボードに手書きで書き込みながら皆の前で説明。時々鋭い質問も投げかけられます
数の定理、数学内部のメカニズムなどを正確に理解し、「正しいもの」「正しくないもの」を検証し、AIを使いこなせるスキルを身につけたい人にオススメ。数学の知識は、さまざまな分野に役立ちます。

大学時代は音楽・情報系を学んでいたという小川原助教。「音作りにも実は数学が絡んでいたりするんですよ」
小川原ゼミは、城西大学の紀尾井町キャンパスにて開講。4年生を対象とし、現在7名が在籍しています。小川原助教の専門は「差分方程式」。高校で学ぶ漸化式も差分方程式の一つですが、ゼミで数論や組み合わせ論を学びながら、差分方程式の奥深さを理解していきます。学生の興味を汲み取りながら進めていくので、理論を追求したり、自ら数式を書いて考えることが好きな人にはピッタリのゼミです。
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