もともと絵を描くことが好きだった中野さん。多摩美の情報デザイン学科では、おもにパソコンを使って課題制作に取り組んでいます。時代の先端を行くUI/UXデザイナーを目指す中野さんの目から見た多摩美の魅力とは?
情デ棟は学年によって教室が分かれていないのが特徴です。共有スペースでは、先輩や後輩と交流する機会がたくさんあります。私が専攻するUI/UXデザインは、アプリなどのサービスやプロダクトの外観をデザインしたり、それらを利用することでユーザーが得られる体験や価値を創り出す分野ですが、共有スペースで課題に取り組んでいると、先輩からアドバイスをいただくことも。自由に作業できる開放的な空間がお気に入りです!
情デ棟のすぐ近くにパン屋さんの「カフェ・ブランジェリー」があり、授業の休み時間などに気軽に買いに行くことができます。パンの種類は日によってさまざまで、新作や季節限定のパンも並び、毎回楽しみに立ち寄っています。どのパンも本格的でとても美味しいうえに値段もお手頃で、パン好きな私にはたまりませんが、個人的に一番好きなのが「紅茶チョコクロワッサン」。特に焼き立ての味は格別で、お腹が幸せになります。
多摩美の客員教授でもある建築家・伊東豊雄先生の設計による図書館には、デザインに関する本が多数揃っています。集中して読書できる環境が整っているので、よく利用しています。放課後に時間があるときには、館内で本を読んでから帰宅することも。1階には映画が見られる視聴ブースもあるので、授業中に話題になった作品が気になったときなどに視聴することもあります。広くて美しい館内は、いるだけで心が落ち着きます。