
小学校、幼稚園、保育所で子どもが触れる音楽全般について研究しています。子どもは音楽が大好きで、歌ったりリズムに合わせて体を動かします。大事なことは誰かと一緒に行うことで、保護者や友達、教師や保育者と活動することで子どもたちの心が育っていきます。このような音楽活動は社会情動的スキルにつながり、例えば粘り強さやコミュニケーション力などの数値で測れない力が育まれ、子どもたちの「学びに向かう力」を育てていく可能性があります。どのような授業や活動をすると、子どもたちの心や力が育つのかを研究し、学生たちに教えています。今後は、OECD(経済協力開発機構)の調査によるウェルビーイング指標を元に、どんな音楽活動をしたら子どもたちのどんな部分が伸びるかを本学の附属幼稚園と一緒に検証していきたいと考えています。

子どもは運動や遊び、音楽活動などにより生きる力が育ち、社会に出たときに快適に過ごすことができます
今釜先生が授業で心掛けていることは、強制しないこと。「子どもは強制されると興味・関心を失います」と先生。教員や保育者を目指す学生が相手だからこそ、先生自身が強制しない授業作りを行うことで、学生たちも子どもが興味・関心を持つ授業作りの大切さを学びます。そんな先生の授業は極めて実践的。現場ですぐに必要となるICT機器や生成系AI、アプリケーションなどをタブレットを使いながら学習。音楽の知識やピアノなどの技能も、事前に動画で確認して取り組む反転授業で理解度を上げるなど、積極的にICTを活用しています。

卒論指導真っ最中!日頃は和やかな雰囲気の中で議論やICT機器の操作、編曲、器楽演奏などを行っています
「誰かを支えたい」という想いは、社会にとって大切な力です。その想いを育み、他者を大切にすることを仕事にできる人生は、とても豊かなものです。あなたの想いが誰かの未来をよりよいものに変えるかもしれません。

学生たちの問いかけに穏やかに答える優しい今釜先生。九州内外で指揮者としても活躍されています
九州大学工学部入学後、福岡教育大学教育学部中等教育教員養成課程音楽専攻に入学。同大学院教育学研究科(修士課程)声楽専攻修了。筑紫女学園短期大学幼児教育科非常勤講師、筑紫女学園大学短期大学部幼児教育科専任講師を経て、2016年より人間科学部[2027年4月人文科学部(仮称)設置構想中]所属。社会活動として合唱団の指導を行っており、九州内外で指揮者としても活動している。
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