勤務する病院では、がん患者さんの看護に携わっています。がんは早期の発見や治療で治る可能性の高い疾病です。がんの治療法は多様化し、日々進化しています。看護師として新たに身につけなければいけない知識も多く、現在も勉強の毎日。そうした中で担当した患者さんが退院の日を迎えられると、とてもやりがいを感じますね。働き始めて実感しているのは、東京情報大学で身につけた情報を扱うスキルの重要性です。電子カルテの記入や改善策の作成と言ったパソコンの操作はもちろん、仕事の中で情報の収集や発信の方法などがしっかりできていると実感。「情報」の持つ意味を大学のさまざまな授業で学び、深く理解できているからこそだと思います。
看護師になりたいと考えるようになったのは、高校二年生の時。入院した祖母に対して丁寧な対応をしている看護師さんの姿を見て憧れを抱きました。地元で看護師として働きたいという想いが強かった私。「地域医療に何が必要なのか、地域に密着した看護とは何か」を学びたいと思い、地域医療に力を入れている東京情報大学への入学を決めました。在学中に「看護とグローバルヘルス」という科目でカナダへの短期留学を経験。現地の病院や医療施設を見学し、日本の医療との違いを実際に目で見て知ることができました。国境を超えて様々な国の人たちと交流を深めたことで、柔軟な物事の捉え方の必要性を実感できたことも大きな収穫だったと思います。
患者さんが求めているものは何か、それを実現する為にはどんな情報が必要か。患者さんを中心とする医療チームのバランスを整え「患者さんのために」という一つの思いを持てる人が看護の現場では必要とされています。東京情報大学は地域医療に力を入れている大学です。医療者として地域に貢献したい、好きな地元で働きたいと考えている方にとってはぴったりだと思います。先生方は優しくてとても親切です。わからないことや学習の不安がある時は相談しやすい環境であることも魅力ですね。看護師をめざすにあたって不安に思うこと、分からないことはたくさんあると思います。自分のなりたい看護師像を学生生活の中で少しずつ探求してください。
千葉県がんセンター/看護学部 看護学科/2021年卒/千葉県立千葉商業高等学校出身。2021年3月東京情報大学を卒業後、同年4月に千葉県がんセンターに入職。消化器内科と呼吸器内科、形成外科の混合病棟を担当している。