燃料電池自動車が普及し始めていますが、トラックのような大型車両では、下り坂でのブレーキの制動力不足が課題となっています。そこで、卒業研究では、空気の圧縮・膨張を利用した補助ブレーキシステムの開発をテーマに設定。実用化を念頭に、小型化や効率化も考慮して研究に取り組んでいます。
新幹線やリニアモーターカーの製造を手がける企業で、高齢者や障がい者の方々に配慮した車両の設計・生産に携わり、誰もが安心して快適に乗ることができる鉄道を実現すること、子どもたちが憧れを抱くような格好よい車両をつくることが私の夢です。
幼い頃から自動車や電車などの乗り物に興味があり、自動車工学を学べる先端機械工学科は魅力的でした。手描きで製図を行うなど、手を動かすことを大切にしている点にも惹かれました。
3年次の「先端自動車工学」は、自動車メーカーで活躍した先生が、現場での経験を交えて自動車の仕組みを詳しく教えてくれる刺激的な授業です。より深い視点で自動車に魅力を感じるようになりました。