
私は故郷であるオーストラリアのシドニーで弁護士として働いた経験があります。言語学の博士課程を修了して大学教授になった後も法務およびビジネスの分野のコミュニケーションをテーマに研究を進めてきました。現在もそれらの分野で使う専門用語などを教えていますが、本学の学生に最初に伝えるのは、言語は少しずつ着実に身につけていくことが重要であるということです。日常会話、どの分野でも使用される基本的な言葉、そして各分野の専門用語と、言語はステップ・バイ・ステップで習得していく必要があります。ただ、だからと言って恐れることはありません。教科書を読んで語彙や文法を丸暗記するのではなく、積極的に“使って”英語を身につけていって欲しいと私は考えています。英語を自然に身につけた先に専門用語の習得はあるのです。

70か国以上の学生が集まってきている学内ではコミュニケーションを取る姿が日常的に見られる。
タウンリー教授が大切にされていることは、学生全員と教授を含めた教室全体のコミュニケーション。ディスカッション、プレゼンテーション、ライティング活動など、授業内で様々なアクティビティを行うことにより、教授が一方的に教えるのではなく、学生が主体となって学ぶことで自然に英語を使う機会としている。「コミュニケーションの中で間違えることは自然なことです。むしろ間違いから学ぶことができます」とタウンリー教授。英語を使うことを恐れず、積極的に使うことで段階的に英語力を高めていくことを目的としているのだ。

「覚えようとすることも大切ですが、普段から使うことが英語の習得にはさらに重要」と語るタウンリー教授。
積極的に英語を使ってください。大切なのは自分の考えを他者に伝え、仲間と関わることでお互いに学び合うということです。その中で人としても成長していけます。是非積極的にコミュニケーションを取ってください。

ミスを恐れる必要はありません。どんどんチャレンジし、どんどん間違え、どんどん成長していきましょう。
専門:リーガルコミュニケーション、ビジネスコミュニケーション、社会言語学。オーストラリア・ケアンズ出身。シドニーにあるマッコーリー大学で言語学の大学院課程を修了。弁護士として働いた経験もあり、オーストラリア、トルコ、日本で英語教師などとしての役割も担うなど、20年間に渡って多様な専門職を経験してきた。2018年より名古屋商科大学。現在は主に法務・ビジネス分野のコミュニケーションの研究を進めている。
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