大阪キリスト教短期大学付属の幼保連携型認定こども園でもあるグレース幼稚園で、3歳児クラスの担任をしています。園では、子どもたちが自発的に考え、自分で好きな遊びに取り組める自由な時間を毎日設けていますが、3歳になると、少しずつ話せるようになり、自分が考えていることをうまく表現できるようになってきます。子どもたちと接していると、1日として同じ日はなく、素直な気持ちを持つことの大切さを思い知らされます。子どもが見せる、一見、突拍子もない行動も、すべて意味があるので、子どもと同じ目線で楽しみながら、彼らの気持ちに寄り添っていきたいと思います。
保育の仕事を目指すようになったきっかけは、母親の存在が大きかったです。私が小さな頃、母は幼稚園の先生をしていて、小学6年生の時に自由研究で母親の職場を見に行きました。その時、職場がとても楽しそうで魅力を感じました。高校を卒業する頃には、保育について専門的に学べる短大に行きたいと思うようになっていました。そして大阪キリスト教短期大学のオープンキャンパスに参加した時、学生ボランティアの方々の笑顔にふれて、私もここで学びたいと思い、入学の扉をたたきました。
仕事中に時間に追われるとどうしても余裕がなくなってきますが、そんな時こそ心を大きく持とうと心がけています。心に余裕ができれば視野が広がり、見える景色も変わってくるのかなと思います。職場には私よりも後に入った後輩が2人いますが、後輩たちの働きぶりを見ていると、私も新任の時のことを思い出します。前向きな気持ちを忘れずに、謙虚な気持ちで仕事に取り組んでいきたいですね。
幼保連携型認定こども園 グレース幼稚園/幼児教育学科/2018年卒/「大阪キリスト教短期大学在学中は実習の授業もたくさん受けていましたが、技術の習得以上に、常日頃から保育者としての心構えを学ぶことができたように思います。指導の厳しさの中に、先生方がいつもしっかりと見てくれているという安心感がありました。休みの日は、大阪キリスト教短期大学時代の友達と、今でもよく会っています。」