歯科衛生士を目指す学生に対して、私が最初に教えているのは「口腔の大切さ」です。口腔は食べ物を含む、噛む、唾液を分泌する、味わう、飲み込む行為まで担う、まさに「命の入り口」と言えるでしょう。話すためにも欠かせない存在で、コミュニケーションの役割も担います。一方、口腔は見せるのが恥ずかしい部分。だからこそ歯科衛生士と患者さんの間には信頼関係が不可欠であり、信頼されるだけの知識と技術を身に付ける必要があるのです。臨床を経験した私は、高度で専門的な指導を行うのはもちろん、自身の経験から身についたノウハウを提供し、失敗談も隠さず話しています。また、外部研修にも積極的に参加して、最新情報を入手。授業に活かすことで学生の知識力を高め、患者さんから信頼される歯科衛生士に育てたいと考えています。
講義中、あえてメモを書かせない鈴木先生。聞くこと、考えることだけに集中させる。その後、ワークシートを配布して学んだ内容を記入。結果として、書けないところ=理解できていないところとして認識できる。それから教科書を開き、自分で調べて書いていく。こうした「アウトプット」を重視した授業を導入し、学生の成績は確実に高まっている。実習においては「アクティブラーニング」を実践。学生が3人1組でチームを組み、全員が別の課題に挑戦。チーム単位で解ける時間を競わせており、ゲーム感覚で盛り上げている。
行岡医学技術専門学校の歯科衛生科では、皆さんの心の中にある医療人としてのタネを教員や事務スタッフが力を合わせて大切に育んでいきます。ワクワクするようなキャンパスライフを一緒にスタートしましょう!
専門:う蝕予防処置法、歯科統計学
スポーツインストラクターとしての活動中、ヒザを故障したことをきっかけに行岡医学技術専門学校へ入学。卒業後、歯科医院に就職する。母校の恩師から声がかかり、教育に関心があったことから転職を決意。歯科医院を退職し、本校に入職する。現在の趣味はミュージックバンドで、友人とライブ活動を展開中。