食品の品質保証や企画開発などを行っている会社で、品質検査を担当しています。主なクライアントは飲料メーカーです。依頼に応じて製品に微生物などが混入していないかを調べる細菌検査や、製品が規格通りに作られているかを確認する物性検査を行っています。製品の安全性とブランド価値の信頼性の両方を保証するという重要な役割のため、責任は重大です。検査の方法はクライアントに指定されることもありますが、自分たちで検査項目や工程を考えることも少なくありません。検査マニュアルを自分で作って結果をまとめ、クライアントに満足していただいたときは大きなやりがいを感じます。検査した商品が売られているのを見るのもうれしいですね。
この仕事につけたのは湘央学園のオープンキャンパスのおかげです。進路で悩んでいたとき母から「行ってみたら」と声をかけられて参加しました。最初は動物看護師に興味があったのですが、バイオテクノロジーの体験授業がびっくりするほど面白く、「こんな勉強がしたい!」と思って入学を決めました。「化学」は履修していなかったのですが、入学後に基礎から学べたので大丈夫でした。授業は微生物学実習など実習が多く、専門的な内容についていくのが大変なときもありました。でも、就職してから「こんな検査はしたことがある!この器具も使ったことがある!」ということを何度も経験。実践力が身についていたことがわかり、感謝しています。

湘央学園の先輩と2人で品質検査を担当。仕事を任されることで責任感が生まれます
入社してまる3年、品質検査のほぼすべてを任されるようになり、自信もついてきました。いつも心がけているのは、検査の工程や使った試薬、器具などのメモをこまめにとって、レポートにまとめておくこと。クライアントから問い合わせがあった場合、正確に回答することができます。メモをとる習慣は湘央時代から。実習中に気づいたことをメモしてよく見直していました。まとめたレポートは後輩の指導や新しい検査マニュアルの作成にも役立ちます。今後は検査機器などさらに環境を整えて技術も向上させ、まだ当社で行っていない検査もできるようになりたいと考えています。今以上に検査の提案力をアピールし、業務拡大につなげるのが目標です。

品質検査は地道なルーティン作業。コツコツと丁寧に行うことが大切です。

ジャパンフードテック株式会社勤務/応用生物科学科 バイオコース(現・応用生物科学科)/2021年卒/「この会社に就職できたのは湘央学園の先生のおかげです。就活が遅れている私に連絡をくださり、紹介していただきました」と田中さん。仕事では様々な検査機器を使って高精度な検査を提供している。「学校で学んだことを活かして、社会の役に立っているという実感があります」。社内には湘央学園出身者が何人も働いている。後輩が何を学んできたかがわかっているので、指導もしやすいそうだ。「検査業務にはコミュニケーション力も欠かせません。チームで協力して検査するため、周囲の人と積極的に情報を共有し、自分の意見も述べることが大切です」
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