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東京都認可/専修学校/東京

ソウケイビジュツガッコウ

専攻に分かれた後も他の学科の授業を受けることができますが、私は版画一筋です!

花咲徳栄高等学校
西村奈緒 2016年度入学

●高校で美術を選択できなかったジレンマが美術学校進学のきっかけでした。

私の通っていた高校では皆4年制大学に進んでいたので、自分も当たり前にそうなのだと思っていて、夏休みの宿題でオープンキャンパスに行く時も大学に行っていました。
しかし、高校3年の途中で「やっぱりもっと美術を学びたい」と思って進路を変えました。

中学の時は美術部に在籍し、ノートなどのデコレーションをすることが好きでした。中学の美術部は趣味レベルで好きなことをやるだけだったので、高校ではもっとしっかり学びたいと思っていたのですが、高校1年生の選択授業では人数の都合により美術を選択することができず、美術を学びたいという気持ちがくすぶっていました。

●他の学校ではあまり見ない「版画を専門的に学ぶ環境」に興味を持ちました。

池袋まで乗り換えなしで通えて駅から近いということもポイントでしたが、美術の基本的なことから学べる学校を探していたので「1年の時に基礎を全部学ぶこと」「版画を専門的に扱うこと」が創形の決め手でした。
特に版画は他の学校ではあまり見なく、自分の中での知識も《消しゴム版画》くらいしかなかったので、本格的な版画をやってみたいと思いました。

いまは【シルクスクリーン】という版画をやっています。
シルククリーンの好きなところは、何にでも刷ることができて色が鮮やかなところと、模様をつなげて大きく広げられるところが面白いです。
また、一年の授業はいろいろな先生の授業を受けられるところが良いです。油絵などはさほど興味がなく、自分からは絶対に触れることがなかったと思うので、1年生の時に経験できたのが大きかったです。
しかし、PCは苦手だったので、すぐ先生を呼んで助けを求めていましたが…(笑)

授業はなんでも楽しいですが、やっぱり自主制作をしている時間が一番楽しいです。
2年生になって専攻が分かれると、まずは版画の様々な種類の技術を学ぶ期間があります。
3年生は自由なテーマで制作をしているので、今は好きなシルクをずっと作っています。
各専攻で部屋が割り振られていて、版画専攻の部屋に私のスペースもあるのですが、いまは登校すると工房に直行して、工房で制作をして、工房から直接帰ることが多いです。毎日いるので、とうとう工房に私のスペースを作ってもらって荷物もそこに置くようになりました。

●自分の好きなことができる学校なので、好きな制作をしながら苦手なPCを克服中です。

創形を一言で表すと、自分の好きなことができる学校です。版画だけをやらなきゃいけないということもないし、版画だけをやることもできます。
専攻に分かれてからも他の学科の授業を受けている子もいますが、私は版画一筋です!!

就職は美術関係の道に進みたいと思っています。大学生や短大生は夏前から就職活動をしていますが、デザイン会社は随時採用の会社も多く、先輩たちを見ていても卒業制作を終えてから就活を始めている人が多かったので、私もまだ本格的には動いていません。今は学校に張り出されている求人票をチェックしながら、自分が作った模様やデザインをPCでデジタルっぽく加工したりして、PCの練習をしています。


西村奈緒さん 3年 版画専攻
写真は①版画工房にて②③インタビュー中の様子
創形美術学校(専修学校/東京)
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