アパレルブランド「MURUA(ムルーア)」の販売員を務めています。この仕事の魅力は、ファッションを通してお客様の世界を広げられるところ。たとえば「かわいいスカートなんて履けない」「この色しか似合わない」と思い込んでおられるお客様に、いろいろなアイテムを上手にご提案することで、「結構スカートも似合うかも」「他の色も試してみたい」と思っていただけるかもしれません。ニーズに合うお洋服はもちろん、ニーズを超えた新しい発見やわくわくをご提供できるかどうかが、腕の見せ所。「お姉さんのおかげで、新しいテイストの服を買う勇気が出ました!」と、キラキラした表情で言っていただけたら、本当に幸せな気持ちになります。
高校のときからアパレル販売員志望でした。ファッションビジネス学科を選んだ理由は、服づくりではなく、服に関するビジネスを重点的に学べるカリキュラムに惹かれたからです。一番の思い出は、授業でオリジナルのショップを運営したこと。企画に合う服を買いつけて、空き店舗を探して契約して、数日間実際にショップを開きました。お客様が少なくて焦ったこと、人の流れに合わせてディスプレイを工夫したこと、接客に苦戦したことも、全部良い思い出です。一生懸命取り組んだぶん、売れたときの感動はひとしおでした。このほか、ファッションショーを企画したり、姉妹校の学生とのプロジェクトに参加したりと、充実した学生生活を過ごしました。
今後の目標は、お客様に喜んでいただく力と売り上げに貢献する力、両方を備えた優秀な販売員になることです。私は、優秀な販売員とは、高度な提案力をもつ人だと考えています。アイテムをご提案するときは、具体的に根拠を示すことが大事。「なんとなく似合いそう」ではなくて、「あなたのパーソナルカラーに合うから、この色をお勧めします」「アイロンが不要な布地だから、忙しいあなたにお勧めしたい」と伝える方が、説得力が増します。専門学校の授業『カラーコーディネート』や『素材学』で学んだ知識は、そのようなご提案をするときの助けになっています。これからも幅広い知識を吸収し、理想の販売員に近づけるよう努力していきたいです。
MARK STYLER株式会社 勤務/ファッションビジネス学科/2024年卒/大阪府出身。高校時代に飲食店でのアルバイトを経験し、接客が好きになる。アパレルショップのスタッフに憧れを抱いていたこともあり、販売員を志すようになった。大阪ビジネス・アカデミーのオープンキャンパスに参加し、アットホームな雰囲気に好印象をもつ。カリキュラムの内容にも惹かれて、ファッションビジネス学科に入学した。在学中は、ファッション販売能力検定、色彩検定(R)、色彩技能パーソナルカラー検定(R)などの資格を取得。就職活動を経て、昔から好きだったブランド「MURUA」の内定を獲得した。現在は、ファッションビル内の店舗に勤める。